あそびで育つチカラ
笑いを引き出す

喃語が出ていない子どもには、笑い声をたくさん引き出してあげましょう。
赤ちゃんの笑いには、2種類あります。
① 「反射的な笑い」
脳幹などの本能的な脳で起こっている
②「社会的な笑い」
大脳の働きによって生じる
反射的な笑いを引き出すこのあそびは、 社会的な笑いの土台になります。
たのしくあそぶコツ
「3・2・1」でワクワク感を演出!
まず、大人が思いきり笑顔をつくります。
そして、子どもの目を見ながら「3・2・1」とゆっくりと近づいて「こちょこちょ〜」と言いながらくすぐります。
カウントダウンすることで、期待感や「こちょこちょしてほしい!」という欲求が生まれ、社会的な笑いにもアプローチすることができます。
おなかや脇の下、ほっぺ、おでこ、足の裏、手のひら、背中など、子どもの反応を見ながらいろいろな部位を試してみましょう。
反応がなくても100回はやるつもりで、笑顔で続けてみてください。
声が出なくても、こちらを見たり笑顔がでたら「かわいいね!」とほめてあげることが大事です。
感覚過敏で触られるのを嫌がる子には、「エアーこちょこちょ」や、応用アイデアにあるほかの笑い声につなげる方法を試してみてください。
ことばを伸ばすポイント
親の笑顔が子どもの笑いを引き出す第一歩
「自閉症の子が笑ってくれない」と、決して落ち込まないでください。
笑い声が出るまでには、目や耳からの情報を脳がおもしろいと受け止めて、さらに口や顔の筋肉を動かすという脳の回路が働きます。
脳の回路がまだ十分に育っていない小さな子どもにとって、笑うことは実は大きな挑戦なのです。
けれども、親が笑顔で関わり、あそびを繰り返すうちに、脳の回路がどんどん育ち、子どもは笑いを返してくれるようになります。
応用アイデア
「1・2・3・4・5、こちょこちょ〜」とカウントアップする「カウントアップこちょこちょ」も効果的です。
数字が好きで、ママが数字を言うとよろこぶなら、10や20くらいまでカウントを延ばしてもいいでしょう。
子どもの笑い声を引き出すほかのあそびとしては、「いないいないばあ」や「たかいたかい」、おなかにぶぶーっと息をかけるなども、試してみてください。
成長のきろく

(5歳 はなちゃんのママ)
笑顔や笑い声が増え、目が合う回数も増えました。
「もっとやって」と目や手で要求する姿も。
指示が通りやすくなり、指の模倣や発音も育ち、あそびを通してことばの芽がぐんぐん伸びています。







