指差ししない子が「伝えたい気持ち」を育てている途中の理由
「指差ししませんね」
そう言われて、不安になったことはありませんか?
周りの子が、
・ママに見せに来る
・「あ!」と指をさす
・うれしそうに伝えてくる
そんな姿を見るたびに、
「うちの子、大丈夫かな…」
と心配になるママも多いと思います。
実は私も、そうでした。
「指差しできない=理解していない」
そんなふうに感じていたんです。
後からわかったのは、
指差しは“ことばの前”に育つ大切なコミュニケーションだということでした。
子どもは、
・気づく
・見つける
・誰かと共有したいと思う
・伝える
そんな順番で力を育てていきます。
つまり指差しは、
「見て!」
「これ好き!」
「ママにも伝えたい!」
という気持ちの表れなんです。
だから今、指差ししない子も、
何も分かっていないわけではありません。
子どもは今、「伝えたい気持ち」を育てている途中なんです。
大切なのは、
「今どんな力が育っているのか」
を見ることなんです。

指差ししない娘を見て不安だった私の経験
私の娘は、6歳手前まで指差しをほとんどしませんでした。
だから健診のたびに、
「発達が気になりますね」
と言われるたび、不安になっていました。
周りの子はママに見せたり、指をさしたりしているのに、
娘は一人で遊んでいるように見えたんです。
その姿を見るたびに、
「ちゃんと分かってるのかな」
「このまましゃべらなかったらどうしよう」
そんな気持ちが頭から離れませんでした。
娘は娘なりに伝えたかったんですよね。
ただ、“伝え方”が育っている途中だったんです。
発達科学コミュニケーションを学び、
「まずは安心して伝えられることが大事」
と知ってから、関わり方を変えました。
すると少しずつ、
・私の顔を見る
・同じものを見ようとする
・伝えようとして近づいてくる
そんな姿が増えていったんです。
その時に初めて、
「この子なりに、ちゃんと伝えようとしてたんだ」
と気づきました。

発達が気になる今こそおうち療育で関わりを変える理由
子どもが何かを見つけた時、
ママの顔を見る子もいれば、
一人でじっと見ている子もいます。
実はこの違いには、
「ママにも見てほしい」
という気持ちが育つ順番が関係しています。
「まだ指差ししない」
そう思っていると、
つい“指差しできるかどうか”に目が向いてしまいませんか?
実は、
・ママを見ている
・近くに来る
・同じものを見ようとしている
そんな小さな行動も、
“伝えたい”気持ちが育っているサインなんです。
ただ、ママの不安が大きい時ほど、
その小さなサインは見えにくくなってしまいます。
だからこそ今、「指差しできるか」だけではなく、
「伝えようとしているかな?」を見ることが大切なんです。
「伝わった!」
「わかってもらえた!」
が増えると、
子どもは少しずつ、
「もっと伝えたい!」
と思えるようになります。
その積み重ねが、
ことばにつながる力を育てていくのです。

しゃべらない子の「伝えたい!」を育てる関わり方
今日からおうちでできることがあります。
それは、
子どもが見ているものを、ママも一緒に見ることです。
たとえば、
子どもが電車を見ていたら、
「電車だね!」
シャボン玉を見ていたら、
「キラキラだね!」
そんなふうに、“同じものを見る時間”を増やしてみてください。
ここで大切なのは、
「指差しして」
「言ってみて」
と求めすぎないことです。
まずは、
「ママも見てるよ」
「わかってるよ」
を届けること。
すると子どもは、
「伝わった!」
を感じやすくなります。
この“伝わった!”の積み重ねが、
「もっと伝えたい!」
という気持ちにつながっていきます。
もし今、
「指差ししない」
「しゃべらない」
ことで不安になっているママがいたら、
どうか知ってほしいのです。
子どもは今も、
ちゃんと育っています。
そして安心して伝わる経験が増えることで、
コミュニケーションの力は少しずつ育っていきます。
まずは今日、
子どもが見ているものを一緒に見てみてください。
そこから少しずつ、
ママを見ながら伝えようとする姿が増えていきます。

発達科学コミュニケーション トレーナー 吉沢なる





