おいかけっこで育つチカラ
「待つ・止まる」を覚える

おいかけっこを通して、相手を「見る・待つ」などの社会的注意力や、「走る・止まる」「走る・止まる」「すぐに手や体が動くのを我慢する」といった力を育てます。
たのしく追いかけられる体験が、「人と関わるってたのしい!」という気持ちを育て、他害行動の背景にあるストレスや不安を発散する時間にもなりますよ。
たのしくあそぶコツ
シンプルな合図で「ルール」の理解を促す
ママやパパとの「1対1」のおいかけっこから始めましょう。
安心できる関係のなかでおいかけっこをしながら、「つかまえたらギュー〜」など、スキンシップも交えていきます。
また、
「よーいどん!」
「ストップ!」
「イ〜チ・ニ〜・サ〜ン・シ〜・GO!」
などシンプルな合図は、待つ力やルールの理解につながります。
不安が強い子どもの場合は、広すぎない室内や静かな公園など、子どもが予測できる範囲であそぶと安心感が高まりますよ。
子どもの特性によっては、いきなり触られたりつかまれたりするのが苦手なこともあるため、「タッチするよ〜」など、次に何が起こるかをことばで予告してあげましょう。
安心して「人と関わるたのしさ」を味わうことが、他害行動の軽減につながっていきます。
ことばを伸ばすポイント
実況中継で体験の言語化をしよう!
おいかけっこでは、「実況中継+感情のラベリング」を意識しましょう。
「ママを追いかけてるね〜!(実況中継)」
「つかまえた!うれしいね!(感情のラベリング)」
と、行動とことばを一致させて伝えることで、
「これが、おいかけるってことなんだ」
「この気持ちはうれしいってことなんだ」
と、子どもの理解が深まります。
途中で他害行動がでてしまったときは、叱らずに、まずは「イヤだったね」と子どもの気持ちを代弁します。
そのうえで、「イヤなときはこうするよ」とストップのジェスチャーを見せたり、「んーって声を出してもいいよ」と首を振ったりするなど、ことばの前段階になる「気持ちの表現」を、子どもに見せてあげましょう。
応用アイディア
本物のおいかけっこがむずかしいときは、ミニカーや人形を使って「まてまて〜」と『おいかけっこあそび』をするのもたのしいです。
また、ママとパパがおいかけっこの見本を見せてあげてもいいでしょう。
おいかけっこの先に、ルールのあるあそびに発展していくと、より社会性が身についていきます。
成長のきろく

(3歳 りくくんのママ・発達科学コミュニケーションアンバサダー 東原あやさん)
やり方がわからないときは、動画を見せたり、親がやって見せたりしました。
親が笑顔でたのしそうにおいかけっこすることで、子どももやる気に!
実況中継をしながら続けるうちに、友だちとも鬼ごっこができるようになりました。






