子どもが怒った時、発した言葉の字面に反応していませんか?
子どもが、「もう〇〇ちゃん嫌い!」「もうこれで遊ばない!」と怒った時、
ママが、そんなこと言わなの!と子どもが発した言葉に注目して反応していませんか。
私も反応していました。
音のなるおもちゃの調子が悪く、うまく作動しない、子どもが泣きながら「もう遊ばない!」とおもちゃを投げた時、
投げちゃダメでしょ!じゃあ遊ばなきゃいいでしょ!と子どもの言葉に反応していました。
私は、子どもの感情に巻き込まれて少しムキになっていました。
いちいち反応していた私ですが、本心を読み取って「やりたかったね」と声かけを変えたところ、
私が怒っていた時よりもスッと落ち着く時間が短くなっていったのです!
怒っている脳は興奮状態
感情系の脳エリアと思考系の脳エリアが未熟なASDっ子は、
感情をコントロールができなかったり、あるいはその状況を打開する方法が自分で思いつきません。
また、悲しい!、悔しい!など目に見えない形容詞を言葉にするのが苦手ですですし、
そもそも語彙が少なければ、その場にあった言葉を発することは難しいです。
怒っている時は、脳は興奮状態になっているので、ママが、反応したところで、
子どもの怒っている感情に余計に触れてしまうだけで、意味がありません。
ママが子どものカウンセラーになってしまいましょう
ママが、カウンセラーのように子どもの真意を見抜いて、
「もっとこのおもちゃで遊びたかったよね。壊れちゃって残念だよね。」と
本心レベルで会話をすると、子どもが、落ち着いていきます。
字面と意味は必ずしも一致しないので、「もうこれで遊ばない!」と言っている時、
「もっとこのおもちゃで遊びたい」という要求がそこにはあるということを理解しておきましょう。
正直、子どもの本心を見抜くことは、毎日子どもを見ているママだから、わかることです。
子供の本心を理解して共感してあげると、子どもと取り合うことがないので、ママも子どもも楽になりますよ。
子どもが怒ってしまった時、ぜひ試してみてくださいね。
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