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ママが話していることを理解しているように感じるけれど話さない・ことばが増えないというお悩みはありませんか?
ことばが増えない自閉っ子と会話をしたいと願っているママは多いと思います。
たくさん話しかけたり、絵本を読んだりして、ことばを覚えてもらうためにたくさんの工夫をされているのではないでしょうか?
それでも、ママの話したことに対して理解をしていると感じるけれど、ことばとして出てこないと、いつになったらことばは出てくるの?と、不安になりますよね。
子どもはまずことばを理解してから口に出し始めます
子どもが話すためには、まずことばを理解することが必要になってきます。
理解しやすいことばの特徴として、
☑️日常のやり取りの中で使われることば
☑️「マンマ」「ワンワン」などの幼児語
☑️子どもの好きなもの・興味のあることば
が多いと言われています。
まだ発語の出ないお子さんや、単語が出てきてるけど2語文・3語文が出ないお子さんには、まずことばの意味を理解できるよう、繰り返しゆっくり短いことばでオノマトペや幼児語を使ったり、身振り手振りジェスチャーを使いながらことばかけをすることで、ことばの表出に繋がりやすくなります。
1UPルールで話すことは、無発語→1語文→2語文とことばの意味を理解して話すためのモデルとなるのです。
1語文を話せるお子さんは、2語文の理解力もついてくるので、ママが2語文で話すことでことばをモデリングをして、話せるようになっていきます。
理解して話せることで小さな成功体験が積まれ、どんどん話したいという意欲が湧いていきます^^
我が子の成長段階の次のステップに合わせた声かけが大切
ことばの発達が保育園のお友達より遅いと、「これは椅子だよ」「椅子って言ってみて」と、ことばを言わせようと必死になったり、何度教えてもことばに出してくれないことにイライラしたり、悲しくなったりしますよね。
ですが周りと比べてしまい、子どもと楽しくコミュニケーションを取らなくなってしまうと、子どもはことばを理解したい、話したいと言う意欲がなくなってしまいます。
ママやパパと楽しくコミュニケーションをとることで、子どもにも話したいという意欲が出てきます。
周りと比べてしまうこともあると思いますが、我が子の今のことばの成長段階を知り、次のステップで声かけをしていくことが、ことばを増やすためには大切になっていきます。
自閉っ子娘のことばが増えたと感じたドライブ中の会話
自閉っ子の娘も、単語の語尾や要求のことばしか話せず、1年間療育に通ってもことばは増えませんでした。
私はたくさん話しかけてもなかなか話さない娘に「なんで話してくれないの?」と酷いことを言ってしまったこともありました。
ですが、このルールで話すことで、子どものことばが増えていったと実感しました。
子どもと車でドライブに行く度に、
娘「タクシー、乗った」
私「黄色いタクシー乗ったね!」
娘「ママ、でんちゃ」
私「ママと電車乗ったね^^」
と話していきました。
何度もそんな会話をドライブ中にしていくと、
娘「ママー、タクシー黄色いのもう一回乗りたいなー」とか
娘「電車、パパとママと乗ったね」
と、文として話せるようになっていったのです。
こんなに長文で話せるなんて!と驚きと感動で胸がいっぱいになりました。
子どもの発語に合わせた1UPルール
やり方はとても簡単です。
☑️発語がない→1語文 りんごだね
☑️1語文→2語文 赤いりんごだね
☑️2語文→3語文 赤いりんごおいしいね
といったように、お子さんの発語+1語文で話していくのです。
実物を見せながら伝えると、さらに効果的です。
まずはお子さんが、ことばを理解できるような話のかけ方を、普段のコミュニケーションの中で試してみてください^^
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