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知的障害キッズは「トイレに入らないトイトレ」で成功体験を増やしていく!
◆知的障害キッズのおむつはいつまで買えばいいんだろう
◆おむつのサイズがどんどん大きくなっていくことが悲しい
◆トレーニングパンツで毎回失敗すると洗うのも大変
◆気持ち悪いの感じがいつになったらわかるんだろう
こんなお悩みありませんか?
知的障害キッズがトイレにいきたくない理由に、
・感覚過敏のため水の音や便座の温度が不快に感じる
・トイレで何するかわからないから不安に感じる
・おむつが安心できる
・ママが「トイレに行こう」といっても意味がわかっていない
などが挙げられます。
そのため、トイレにいって排尿排泄ができるようになるためには、ママは行動を分解してわかりやすい言葉で伝え、小さな成功体験を積んでいくことが大事です!
例えば、トイレで排泄排尿をするまでの過程を分解すると
・トイレに行く
・トイレのドアを閉める
・ズボン(パンツやおむつ)を脱ぐ
・便座に座る
・排泄排尿をする
・拭きあげる
・着衣
・流す
・トイレから出る
・手を洗う
など細かく分解できますよね。
トイレで排泄排尿が成功するまでどれだけ小さな成功体験を積めたか、どれだけ褒めれて子どもにいい記憶を残すことができるかが成功のカギになります!
・トイレに行くことを応援すること
・行こうとしたことを褒めること
・トイレのドアにタッチできたこと
・トイレのドアを開けれたこと
以上の様なトイレに入らないトイトレで成功体験を増やしていきましょう^^
トイレに行くことが楽しいイベントにするのも一つの手です。
楽しみになると、子どもはひとりでトイレに行って排尿排泄ができるようになり、おむつから卒業できるようになりますよ♩

わが家の知的障害児がトイレできるようになった!
わが家の知的障害のある太陽くんは年長の頃、まだおむつをしていました。
保育園や療育施設では決まった時間にトイレに座ることができていましたが排尿排泄はできなかったのです。
家ではトイレに座ること、トイレに向かうことさえ嫌がり、絵カードも効果ありませんでした。
そのうち、タイミングが合うようになり保育園では5割、療育施設では9割の成功率を収めていましたが、家では0。
次第に、家のトイレに座ってくれるようになりました。
喜びも束の間、その時の私は「次はトレーニングパンツで気持ち悪いを感じる練習!」と意気込んでいました。
しかし、おうちでは毎回パンツに失敗する日々です。
そこで、私は目標をどんどん下げていきました!
トイレで排尿排泄することではなく、まずはトイレに行けるようにすること。
トイレにいけたら座ることを目標にして、10秒座れたら褒めるです。
トイレに行くまでは一生懸命応援してトイレについたら褒める、便座に座らせて褒める、抱きしめて10秒待てたら褒める、最後にはハイタッチ、というように応援してたくさん褒めるようにしていきました。
すると、徐々にタイミングが合うようになって、トイレで排尿をすることができるように!
その後も継続していくと、とうとうひとりでトイレに行って排尿をすることができるようになり、排泄もある日突然できるようになっていたのです!

知的障害キッズが小学校までにトイレできるようにする!
知的障害のあるお子さんは、ネガティブな記憶を引きずる傾向があります。
安心できて何度も挑戦することができるおうちだからこそ、ママが肯定的な対応でトレーニングしていきましょう!
早いうちに対応していくと小学校に行く前におむつの卒業は叶いますよ^^

知的障害キッズがひとりでトイレできるようになるママのコミュニケーション術
まず、行動を分解して声かけをします。
声かけは常に笑顔で、ゆっくり(間をおいて)、優しく声をかけることで、知的障害キッズに伝わりやすくなりますよ。
・トイレまで行く→手を繋ぎながら応援する(スキンシップ)
・ドアを開ける→褒める
・ズボンを下ろす→褒める
・便座に座る→褒める
・待つ→抱きしめて褒める(スキンシップ)
・トイレにいけたことを褒める→ハイタッチで一緒に喜ぶ(スキンシップ)
ぜひやってみてくださいね♩

発達科学コミュニケーション
トレーナー ひがしひかる