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気持ちが伝わるって嬉しい!お母さんとの成功体験が自閉スペクトラムの子の指差しから始まるコミュニケーションを育みます
「うちの子、指差し全然しない……」と不安に思っていませんか?
実は、自閉スペクトラム症の子どもにとって、指差しはとても大きなハードル。
でも、安心してください。
その第一歩は、“気持ちが伝わった”という小さな成功体験の積み重ねから始まります。
自閉スペクトラムの子どもたちは、他者との関わりや気持ちの共有が難しいことが多いですが、「伝わった!」という経験を通して、少しずつ人とのコミュニケーションの喜びを知っていきます。
この「伝わった!」という感覚は、脳にとってとても強いご褒美になります。
自分の思いを伝えてママが応えてくれたこの小さな成功体験は、脳の中で「嬉しい記憶」として積み重なり、「また伝えてみたい」という意欲を育てるのです。
だからこそ、今は指差しが出ていなくても大丈夫。
まずは「伝わった」「わかってもらえた」という小さな体験を、親子で一緒に重ねていくことが、指差しやその先の言葉によるコミュニケーションにつながっていきます。

自閉スペクトラム症の子に今からコミュニケーションの喜びを教えてあげたい理由
お子さんは、今どんな方法で気持ちを伝えていますか?
泣いたり、クレーンのように手を引いたり、音を立てたり…。
その方法がたとえ“言葉”でなくても、伝えたいという気持ちは確かにそこにあります。
だからこそ、今からでも「伝えるって楽しい」「分かってもらえるってうれしい」という体験を増やしていくことが、とても大切なんです。
自閉スペクトラム症の子どもたちは、他人と関わりたいという気持ちが弱いとされがちですが、実は“伝わる喜び”を知れば、どんどん関わろうとするようになります。
「わかってくれるママがいる」「ちゃんと伝わる手段がある」と気づいた瞬間、表情も変わっていきます。
これは、子どもだけでなく、お母さん自身の心も少しずつ軽くなる大きなステップです。
「話せない・伝わらない…」
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クレーン行動ばかりだった自閉スペクトラム症の娘が指差しをして私の顔を見てくれた感動の瞬間
ある日、娘が大好きなバナナを取って、といつものクレーン行動で私の手を引っ張ってきました。
でも、その日は違いました。
私は引っ張ってくる娘の手をやさしく握り直して、「どれが欲しい?〇〇ちゃんの指で教えて」と言ってみたんです。
すると、娘は少し考えた後、その小さな指を、自分でバナナの方へ向けて指し示しました。
そして、「バナナだね!」と私が言うと私の顔をみてニヤッと笑いました。
「娘とコミュニケーションが取れた…!!」涙が出るほど嬉しい瞬間でした。
言葉はなくても、娘は“伝える”ということを、私の体を使うのではなく、自分の手で示すことを初めて選んでくれたのです。
この経験を境に、娘は少しずつ自分から指差しをしたり、私の目を見る機会がぐっと増えました。
まさに「伝わるって楽しい」を実感しはじめたのだと思います。

クレーン行動が指差しに変わる感動のステップとは
それでは、どうやってクレーン行動から指差しへとつなげていくのか、具体的なステップをご紹介します。
⚫︎ステップ1:欲求が強いタイミングを見つける
お菓子、ジュース、おもちゃなど、子どもが「今、これがほしい!」と思っている瞬間を見逃さないようにします。
⚫︎ステップ2:伝えにきてくれたことを褒める
クレーンで手を引かれたら「お母さんに伝えにきてくれてありがとう」と笑顔で褒めて、お子さんの手を優しく握りましょう
⚫︎ステップ3:指差しを誘導する
「どれがいいの?」と声をかけながら、子どもの手をそっと支え、指差しの形を作ってあげます。
⚫︎ステップ4:指差しで伝わる経験をつくる
指差しできたら(始めはお母さんが手を添えて作った指差しでOK!)、すぐに目的のものを渡してあげましょう。
⚫︎ステップ5:指差しできたことを褒める
「指差しできたね!」
「欲しかったんだね!」
と褒めと共感の声かけも添えるとGOOD!
⚫︎ステップ6:サポートを少しずつ減らす
何度も繰り返すうちに、手の誘導を少しずつ減らしていきます。
子どもが自分で指を動かせるようになってきたら、「どれ?」と声だけのヒントにしていきましょう。
この6つのステップの中で省いてはいけない1番のポイントはお母さんの褒めの声かけです。
お母さんの声かけこそが自閉スペクトラム症の子どもに成功体験の記憶を積み重ねてくれますよ。
焦らずに、一歩ずつ、進んでいきましょう!
発達科学コミュニケーション
トレーナー 奥山えりか






