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朝や寝る前の歯磨きの時間が毎日苦痛になっていませんか?
習慣にすることが大切な歯磨き。
だけどその時間になると子どもが、暴れたり泣いたり、逃げ回ったり。
ママは虫歯にならないように磨かなきゃと言う思いで、押さえつけるのに必死で体力が消耗したり。
お互い歯磨きの時間が苦痛になっていませんか?
自閉っ子が歯磨きを嫌がる原因は感覚過敏かもしれません
自閉症の特性の1つに「感覚過敏」があります。
私たちでも、口腔内に食べ物が残っていたり、髪の毛が入ったりするとなんか気持ち悪いですよね。
自閉っ子は、それよりも口腔内が敏感なので、歯ブラシの毛質によっては痛みが強く出たり、口を広げられることに抵抗を感じやすく、嫌なイメージが残ってしまい、歯磨きが嫌いになってしまうことがあります。
娘も歯磨き大嫌いで大暴れ。毎日プロレス技をかけているように押さえつけていました
朝と寝る前の歯磨きは、娘も嫌だったし、私も嫌な時間でした。
仕事に行く前に、体力が消耗。
お風呂に入ったのに、押さえつけるのに必死で汗だく。
自閉症の娘はその度に大泣きでした。
3歳の区の健診の時には、歯を見せるのに大暴れ。
虫歯はなく、「お母さん、頑張って磨いていますね」と言われ、ちょっと救われたのを覚えています。
ですが、毎日毎日これが続くとお互いストレスが溜まっていきます。
このまま歯磨きが嫌いだったら、大きくなっても歯磨きしてくれないのかな、と思い不安になり、嫌いにならない方法を色々試していました。
その中で、娘に合うものを見つけたので、今は笑いながら「嫌い」とは言っていますが、歯磨きをさせてくれるようになりました。
気負わず楽に考えてみるといいと思います^^
大好きな人形が歯を守る!腹話術大作戦!
まずは、絶対に歯磨きを朝・晩しなくちゃいけないという考えを捨てました。
本当はするに越したことはないのですが、歯磨きを嫌いになってほしくないのが目的なので、子どもにも選択肢を与えるようにしましょう。
ただやらないというのは私も嫌なので、選択肢どちらを選んでも口腔内をキレイにすることができるものを取り入れるのがポイントです。
そこで出てくるのが、モンダ〇〇のような洗口液です。
歯磨きの時間になったら「歯磨きとグチュグチュ(うがい)どっちがいい?」と聞きます。
朝うがいを選んだら夜は歯磨き、朝歯磨きを選んだら夜はうがい、と先にルールを決めて伝えておくといいと思います。
それでも歯磨きの時間は渋りやすいので、ここで登場するのが、子どもの大好きなお人形です。
大好きなお人形が伝えた方が、子どもはすんなり聞いてくれることが多いのです。
そしてママはお人形になりきり「お姉ちゃん、歯磨きしようよ」「歯磨きのやり方教えてよ」と歯磨きを促すような声かけをしていきましょう!
素直に「いいよ♪」と言って自分で磨き始めたり「ママやって」と磨かせてくれるようになると思います。
それでもちょっと渋るなーと思った時は、お人形が「〇〇ちゃんが先にやるから、お姉ちゃんも次やってね」と誘導してみましょう。
歯磨きしている時も声かけは忘れず、「お姉ちゃん大きい口開けてて見やすいね」「いーってやるの上手だね」と褒めながらやっていきましょう。
そして終わった後も「お姉ちゃん歯磨き上手だねー」と褒めて終わります。
そうすると、娘も歯磨きに嫌なイメージを持ちにくくなります。
このように、毎回絶対完璧に歯磨きをするというわけではなく、1回はお口をガーゼで拭くだけにするとか、お口をゆすぐだけにするとか選択肢を作ることで、だいぶ気持ちが楽になりますよ。
そして、お子さんの好きなお人形やフィギュアなどがあれば、それを使って誘ってみるのも効果的だと思います^^
これで朝から体力消耗せず、夜も汗だくにならず子どもの歯磨きができるので、試してみてください。
私はこの方法で、今は全くプロレス技をかけずに娘の歯磨きができています^^
- ・・ ―― 自己紹介 ―― ・・
- ことばが増えない5歳児の会話力を伸ばす専門家です。私自身も5歳の娘の会話力を伸ばしている元看護師ママです^^
- 就学前にことばを伸ばし、お子さんと会話したい♪その夢を全力でサポートしています!