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実は間違い!?子どもを満たすことが裏目に出る癇癪への対応
自閉症の我が子が癇癪を起こさないように細心の注意を払って対応しているはずなのに、いつまでたっても癇癪がなくならない…その原因は、子どもの癇癪が起こったときのママの対応にあります。
癇癪が起こるメカニズムは、脳が「癇癪を起こしたらママが反応してくれる!自分を満たしてくれる!」と誤った学習をしているからです。
そのため、ママに実践してほしい対応は、子どもの脳に「癇癪を起こしても得なことってないんだ!」「ママが反応してくれるのは〇〇をしたときなんだ!」という正しい学習をさせてあげることです。
「癇癪を起こしても得なことがない」と教えるためには、ママが子どもの癇癪に付き合わない(スルーする)ことです。スルーしていいの!?常識的には子どもを満たせばおさまるんじゃないの!?と思うかもしれません。
しかし、スルーするという非常識な対応をママがすることで、脳の正しい学習につながるのです。
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ママが娘の癇癪に怯えて機嫌取りをしていた過去
わが家の長女は重度知的障害のある自閉っ子です。
言葉が全く出なかったため、2歳頃から約3年間ずっと癇癪に悩まされていました。
おしゃべりができない娘は、自分の思ったことが伝わらないとすぐに癇癪を起こす日々。
大声で泣いたり床に転がったり、両足をバタバタさせて地団駄を踏んだりと、外でもお家でも変わらず暴れていました。
アパートの2階に住んでいるため、おうちの中で大声を出されたり、地団駄を踏まれると「下や隣の人に迷惑がかかる!」と他人の目ばかりを気にしていました。
癇癪が起きたときの私の対応はというと、大好物のお菓子をあげたり、欲しいと言っているお菓子を買ってあげたり、やりたい遊びを優先させてあげたり、なんとか早く機嫌を良くしようとしていました。
癇癪を起こしている娘を満たせば、その一瞬はおさまりました。
しかし、日が変わればまた起こる癇癪に私も夫も限界でした。
療育で発達専門の小児科の先生に聞いても、作業療法士さんに聞いても、「言葉で伝えられないから癇癪が起きるんだよね。言葉が出てくれば変わるんだけど…」と言われるだけ。
娘の癇癪いつまで続くの⁉︎こんなに苦しんでいるのに解決策はないんだ、と途方に暮れていました。
しかし、発達科学コミュニケーションで「癇癪のときはスルー」ということを学び、素直に実践したことで2週間で娘の癇癪が激減しました。
いまでは、癇癪を起こす前に娘が自分で気持ちを落ち着かせることができるようにもなりました!
ママの決断した時が自閉症の子を変えるベストタイミング
あのまま娘の癇癪に怯えて対応する日々が続いていたら、私も夫も心身ともに疲弊して家庭崩壊していたと思います。
そして、娘はもっと自分の欲求を満たしてもらうために大暴れして、おうちだけではなく、保育園でも癇癪がエスカレートしていたと思います。
だからこそ、ママが自閉症の子の癇癪をなくしたい!と決断したその瞬間が、おうち療育を始めるベストタイミングなのです!
ママが変われば自閉症の子も変わることができますよ!
自閉症の娘の癇癪が2週間で激減した非常識なママ対応
癇癪が起きたらする非常識なママ対応は「ディスタンシング(スルー&褒め)」です。
ディスタンシングとは、「注目」を取り去り、「好ましい行動」が出るのを待つことです。
① スルー:好ましくない行動には注目せず、見て見ぬふりをして待つ
「ママは〇〇ちゃんがしていることは見ていませ〜ん、気にしてませんよ〜」
というスタンスで、視線や体をお子さんに向けず、最初から見て見ぬふりをします。
② 褒め:好ましい行動が出たらすぐに褒める
お子さんが泣くのをやめたり、怒っているけど投げたものを拾ったり、少しでも好ましい行動が出たら、すぐに「泣き止んだんだね〜」「拾ってくれてありがとう」と褒めます!
スルーと褒めの2つがでてきて、初めてディスタンシングになります。
好ましくない行動をスルーするだけだと、ただの無視になってしまい、お子さんとの信頼関係が壊れる原因になります。
スルーの後には、すぐに褒めることが最も重要なポイントですよ^^
ぜひ、子どもとママ自身のために「癇癪を起こしても徳なんてない!」「ママが反応してくれるのは、好ましい行動のときなんだ!」と脳に正しい学習をさせてあげましょうね。