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ママの声かけが知的障害のある自閉症の子の「できた!」体験を増やしてくれる
「わが子には幸せになってほしい」これは、どんな親も願うことですよね。
実は、幸せは周りが与えるものではなく、本人が「幸せだな」と感じる力があるかどうかで決まるんです。
知的障害や自閉症のあるなしは関係ありません。
子どもが自分で「うれしい」「たのしい」と感じることができれば、それは立派な“幸せになる力”です。
そして、その力を育てるカギが「ママが毎日、できたことに注目すること」なんです。
できたことに注目して褒められると、子どもは「やってみよう!」という気持ちになり、行動するようになります。
行動すると脳が育ち、さらにできることが増えます。そうして、「できた!」がどんどん積み重なっていくのです。
この“できた”の体験が、子どもにとってのポジティブな感情になり、「幸せを感じる力」につながっていきます。
好きなことをしている時、何かができた瞬間、そこに大好きなママがニコッとほめてくれたら、それだけで心にあたたかい幸せが広がっていきます。

「生まれてきてくれてありがとう」知的障害と自閉症の診断がついた娘に向き合った私のストーリー
私は4歳の男女双子のママです。
女の子が知的障害のある自閉症の診断を受けています。
母になるのは私の夢でした。
待ちに待った双子の誕生。
しかし育児は想像を遥かに超える大変さで、毎日が24時間体制の激務。
心理学を学んでいたこともあり、なんとか自分の心を保ちながら子育てしていました。
娘に知的障害と自閉症の可能性があると聞いたのは2歳の頃。
「やっぱりそうか」と思いつつも、やはり漠然とショックでした。
その日の夜、毎晩恒例の「生まれてきてくれてありがとう」を息子に伝えた後、娘にも言おうとしたとき、なぜか言葉が詰まり、涙がこぼれました。
「私は本当に娘に“ありがとう”って思ってるのに、なぜ涙が出るんだろう…?」その気持ちを深く見つめてみたとき、出てきたのは「娘は“生まれてきて幸せ”と思えるのかな?」という不安でした。
でも、それって息子にも言えること。息子だって「自分は幸せだ」と思うかどうかは、本人にしかわかりません。
その時から私は、「幸せを感じる力を育ててあげることこそが親の役目」だと思えるようになりました。
そして娘の“できたこと”だけに注目していくと、不安は消え、娘の可能性ばかりが見えるようになったのです。
今は毎晩、心から「生まれてきてくれてありがとう」と伝えられています。

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幸せを感じる力が育つ!「できた」に注目する声かけとは
「できたことに注目して褒める」と言っても、難しく考える必要はありません。
あなたのお子さんにも必ず“できていること”はあります。
たとえば、
(1)日常の小さな「できた!」を褒める
「朝、おめめ開けられたね」
「起きられたね」
「イスに座れたね」
「歩けたね」
「ママのこと見てくれたね」
(2)好きなことをしている時にも声かけ
「たくさん並べたね」
「ボール転がったね」
「わんわん見つけたね」
実況中継のように、見たことをそのまま言葉にするだけでOKです。
(3)ポジティブな感情の言葉をプラス
「うれしいね」
「楽しいね」
「おもしろいね」
そして、ママ自身が幸せを感じたときも、しっかり伝えてあげてください。
「ここにいてくれてありがとう。ママ、すごく幸せだよ」
この一言が、子どもにとっての“生きる力”になります。
できたことに注目していくと、ママも自然と「うちの子には可能性しかない!」と思える日がきます。
その第一歩、今日からはじめてみませんか?
発達科学コミュニケーション
トレーナー 奥山えりか





