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知的障害のある自閉症の子の発達に合った関わりをすれば「玄関で止まれる」ようになる!
「家に帰ると、玄関をそのまま突進してリビングまで行ってしまう…。」
「『待って!』『靴ぬいで!』と言っても伝わらない…。」
このようなお悩み、ありませんか?
自閉症の子は、目に入ったものにまっすぐ向かう特性があるため、「まず止まる」という行動がとても苦手。
だから、「靴を脱いでから家に入る」という一見当たり前の行動が難しいのです。
これは努力不足でもしつけの問題でもありません。
脳の発達の特性によるもので、「玄関で止まる」という行動は、練習しながら身につけていく必要があります。
つまり、子どもの今の発達に合ったスモールステップを積み重ねることで、ちゃんとできるようになります。
そこで今回は、発達段階に合わせた「玄関で止まる」を教える方法をご紹介します。

知的障害のある自閉症の子の「行動のパターン」ができあがる前に伝え方の工夫を!
脳には「よく使う行動を自動化する」という性質があります。
だからこそ、今、何も考えずに玄関を突っ切って家の中に入ってしまう行動が定着する前に、「止まる」という行動をパターン化してあげることが大切です。
「玄関で止まる」という行動が毎回できるようになれば、家に入るときのストレスもグンと減ります。
そして、「止まる→靴を脱ぐ→上がる」という流れが身につけば、外出からの帰宅もスムーズになり、家族みんなのストレスが軽減されます。
そのためには、子どもが理解しやすく、再現しやすい形で教える必要があるんです。

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視覚で伝えることで「止まる」がわかった!知的障害のある自閉症の我が子のストーリー
うちの子も、かつては家に帰ると全速力で廊下を走り抜けていました。
靴を脱がないままリビングまで行ってしまい、追いかける私もイライラ…。
「ちゃんと止まって!」「靴ぬいで!」と言葉で何度言っても伝わらず、どうすればいいかわからず悩んでいました。
そこで取り入れたのが、視覚的に「ストップ」のサインを見せる関わりです。
玄関に着いたら、私が子どもの前に立ち、両手をパーに広げて「ストップ!」と声をかけるようにしました。
自閉症の子は聴覚より視覚の方が情報を受け取りやすい傾向があるため、この「手のひらで止まるサイン」がとても効果的です。
最初は何度もそのまま突進していましたが、毎回同じジェスチャー・同じ言葉で関わることで、「ここで止まるんだ」と少しずつ理解してくれるように。
止まれた時には、すかさず「止まれたね!」と笑顔で声をかけることで、成功体験として脳にインプットされるよう意識しました。
今では、サインがなくても玄関で止まって自分で靴を脱ぎ履きできるようになっています。

「止まる→靴を脱ぐ」を自閉症の子に教えるスモールステップ
自閉症の子に「玄関で止まる」を教えるには、以下のようなスモールステップが効果的です。
①玄関に着いたら、子どもの前に立つ
②両手をパーに広げて「ストップ!」と見せる
③止まれたら、すぐに「止まれたね!」と声をかける
④止まったあと、「くつ脱ごうね」と次の行動につなげる
⑤少しずつ声かけを減らし、自分で止まれるように促す
ポイントは、「視覚+聴覚」の両方で伝えること。
そして、できた瞬間を逃さずほめて、子どもの脳に「止まるっていいことなんだ」とインプットさせることです。
どんな行動も、発達に合ったスモールステップで教えていくことができれば、自閉っ子の「できた!」がどんどん積み上がっていきますよ^^
発達科学コミュニケーション
トレーナー 奥山えりか






