3歳児さんのことばの訓練の前に大事な「土台作り」
「ことばが出ない」と焦ると、つい絵カードや道具を使って、単語を教えたくなりますよね。
ですが、ことばは突然ぽんっと出てくるものではなく、人と関わるための「土台」の上に育っていきます。
子どもがことばを使うのは、「ママに伝えたい」「楽しいことを共有したい」という気持ちがあるとき。
そのためにはまず、「安心して人と関われる環境」や「やり取りって楽しい!」という経験が欠かせません。
名前を呼ばれて振り向く、ママの声を聞き取れる、遊びの中で「できた!」を経験する。
こうした積み重ねが土台となり、ママの声や日常の体験が「ことば」へとつながっていきます。

3歳児さんはことばの芽が出やすいゴールデンタイム
3歳前後は「ことばの芽」が出やすい大切な時期。
安心して人と関わる土台があると、声かけや遊びからことばが伸びやすくなります。
逆に、安心感や「できた」の体験が不足すると、声が届かずやり取りが深まりにくいままになってしまうことも。
今から少しずつ環境を整えることが未来の会話につながります。

3か月で自閉症娘が「ママ」って言ってくれた♪
私の娘も3歳のとき、声をかけても無反応で「私の声、届いてないのかな」と落ち込みました。
新しい場所ではパニックになり、絵カードを見せてもスルー…。
何をしても反応がなく「どうしたらいいんだろう」と悩んでいました。
ですが、「できた!」を一緒に喜ぶ体験や、刺激を減らして安心できる環境を整えることで、少しずつ表情が柔らかくなり、目が合うようになったんです。
そして、3ヶ月後には「ママ」って言ってくれるようになりました!

4つの土台を作るママの声かけ
お子さんのことばを伸ばすには、次の4つの土台を意識することがポイントです。
① 体験を増やす
「見たことある」「聞いたことある」「触ったことある」経験が、ことばの理解につながります。
たとえば、同じ絵カードを見せるよりも、実際にりんごを触って「つるつるだね」「赤いね」と声をかけるほうが、ことばの意味がぐっと伝わりやすいんです。
② 感覚の安心
はじめての場所や音に敏感で泣いてしまうことは、「嫌だ!」ではなく「刺激が強すぎてつらい」というサイン。
お気に入りのおもちゃを持っていく、慣れた手順を取り入れるなど、安心できる工夫があると落ち着いて過ごせます。
安心感がことばを受け入れる準備につながります。
③ ママの声を聞き取れる準備
「名前を呼んでも反応がない」ときは、聞こえていないのではなく「聞き取る準備」がまだできていないことがあります。
お子さんの近くに行って、やさしい声で短く伝えることから始めましょう。
④ 「できた!」の体験を積む
ことばは「できた!うれしい!」の積み重ねの上に芽を出します。
小さなことでも「できたね!」と笑顔で伝えてあげてください。
・ブロックを重ねられた
・ボールを転がせた
・お着替えできた
こうした小さな「成功体験」が、ことばを話すエネルギーにつながっていきますよ^^
いかがでしたか?
小冊子にも、3歳児さんの言葉を伸ばすヒントや実際に効果があった声かけをまとめています。
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- ・・ ―― 自己紹介 ―― ・・
- 超早期療育で「ことば」を伸ばす専門家です。4歳の自閉娘を育てる元会社員ママです。お子さんの発達の遅れにいち早く気づいたママにこそ、すぐに対応をスタートして欲しいと思っています!早く始めると効果が早いからです。わが子と会話したいママの夢を全力で応援します!