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【自閉症・知的障害】うちの子将来どうなるの?障害者の親亡き後問題と今からできる準備

2025年11月19日

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自閉症や知的障害のある子の「親亡き後」を考えると不安は尽きません。『障害のある子が「親亡き後」も幸せに暮らせる本』を通して学んだ、親が元気なうちに備えておくべき制度やお金の準備、育ててあげたいスキルについてご紹介します。

障害者の親亡き後問題に備えるために


私の息子は、知的障害を伴う自閉症と診断されています。


支援級に通う小学3年生になり、できることは少しずつ増えてきましたが、学習のスピードはゆっくりで、将来どうなるのか不安は尽きません。


「親がいなくなったあと、息子は幸せに暮らせるのかな?」

「働けるのか、お金は管理できるのか…?」


そんな思いがいつも頭をよぎります。


息子には親亡き後も絶対に幸せに生きていってほしい


だからこそ、今からできることを少しずつでも準備しておきたいと考えました。

見えてきた「親亡き後」のお金の現実


最初にしたのは、ファイナンシャルプランナー(FP)さんにライフプランを作ってもらうことでした。


ところが結果を見てびっくり。


想像以上にお金がかかる現実を突きつけられたのです。


特に驚いたのが、成年後見制度(法定後見人)にかかる費用


成年後見制度には法定後見人と任意後見人があります。


簡単にいうと、どちらも「本人の判断能力が十分でない」と認められた場合に、お金の管理などをしてくれる人のこと。


事前に任意後見人の指定をしていなければ、息子の場合、法定後見人がつくことになります。


一度、法定後見人をつけることになれば、毎月2万円、40年間続けば3,000万円以上かかる計算です。


障害者の場合、障害年金などの支援もあるため、生活費はどうにかなるという話は聞いていたものの、とんでもない金額をみて、「息子の将来、本当に大丈夫だろうか?」とさらに不安は大きいものに。


障害者の“親亡き後問題”は、思っていたよりずっと現実的で、避けて通れないテーマだと痛感しました。

目からウロコ!知ってよかった「親心後見」という考え方


ライフプランの結果を受け、不安になった私は、まず自分で学ぶことにしました。


そこで手に取ったのが、『障害のある子が「親なき後」も幸せに暮らせる本』(鹿内幸四郎著『障害のある子が「親なき後」も幸せに暮らせる本』大和出版(2022年8月刊)です。


著者の鹿内幸四郎さんは、「相続のプロ」であり、ダウン症の娘さんをもつお父さんでもあります。


ご自身の経験をもとに、親としてどう備えればいいのかを、具体的な制度と実例で教えてくれています。


その中で目から鱗だったのは、「親心後見」という仕組み。


簡単にいうと、子どもが成人する前に、親が親権を使って、親自身を任意後見人として指定できる仕組みです。


詳しい内容はぜひ本を読んでいただきたいのですが、私はこの本を読むまで後見人について、ほとんど知識もなく、法定後見人と任意後見人の違いもほとんど知りませんでした。


そして、この本を読んで、法定後見人がついた場合、息子に残したお金が“本当の意味で息子の幸せのために”使われるか、わからないということを知ったのです。


法定後見人だと、家庭裁判所で後見人が決められるため、親の希望が必ずしも反映されません。


選ばれた法定後見人の方が、息子や私たち親の想いをしっかり理解してくださった上で、お金の管理をしてくださればいいですが、そうではない可能性だってあります。


法定後見人に「贅沢だ」と判断されれば、どんなに息子が頑張って働いて、「〇〇を買いたい」と訴えても認めてもらえないかもしれません。


もちろん財産が適切に使われるために必要な支援制度ではありますが、人は時には贅沢だってしたいものです。


他のものを節約してでも、自分の大好きな趣味にはお金を使いたい!って思ったりもしますよね。


自分のお金なのに、自分の思いが認められない・・・そんな事態はどうしても避けたいと思うようになりました。


本の中で紹介されている「親心後見」という仕組みを使えば、息子の想いや親の想いを反映したサポートが可能です。


「親亡き後」も子どもが“その子らしく生きられる”仕組みが作れることを知り、心が少し軽くなりました。

障害者の親が知識を持つことは最大の備えになる


もしこの本を読まなかったら、何の準備もできないまま18歳を迎えていたと思います。


そう考えると、知識を持つことは何よりの財産です。


お金の話は正直、怖いテーマですが、知ることでしか安心は得られない。


この本を読むことで、「今のうちにできる備え」が見えてきたのです。


鹿内さんの本を読んで、「任意後見人を設定しておくこと」の他にも保険や信託、遺言の残し方など、親が今からできる備えがたくさんあることを知りました。


そして、息子が「自分で稼げる」「自分で管理できる力」を育てることも大事だと強く感じています。


息子には自分の好きなものを食べて、好きなものを買って、好きなものに没頭して、そんな選択できる人生を送っていって欲しい。


親ができる最大限の備えもしつつ、息子のできることを増やして、自分自身で幸せになれる力を育てていきたいとも感じました。

親亡き後の安心は、今の行動から生まれる


私が所属している「おしゃべり上達メソッド」のコミュニティでは「18歳食いっぱぐれないプロジェクト」と称して、わが子の未来のために自閉症や障害のある方が活躍する職場に見学に行ったり、制度を学んだり、わが子の未来のことを幼児期から考えています。


また、プロジェクトの中で、食いっぱぐれない7つのスキルとして、

①コミュニケーションスキル
②フィジカルスキル
③ストレス対処スキル
④問題解決スキル
⑤金銭管理スキル
⑥時間管理スキル
⑦自己実現スキル

をあげ、自閉症のママたちが我が子を食いっぱぐれない大人にするために日々学んでいます。


鹿内さんの本を通して、私は「金銭管理スキル」をどう育てるかを改めて考えました。


親が元気なうちにお金の管理を一緒に練習する、一緒に銀行に行って通帳作ってみる、分からない時は誰かに相談する——などなど


その一つひとつが“親なき後の安心”につながると感じています。


『障害のある子が「親なき後」も幸せに暮らせる本』は、不安な親の背中をそっと押してくれる一冊です。


読む前より、読む後の方が前向きに「動いてみよう」と思える。


希望の光が見える本でした。


この先、制度が変わっていく可能性もあります。


ですが、今後も親自身が積極的に学び、息子が選択できる人生を送れるよう、7つのスキルを磨いていきたいです。

発達科学コミュニケーション
アンバサダー 東原あや

◇鹿内幸四郎さんの『改訂新版 障害のある子が「親なき後」も幸せに暮らせる本』はAmazonで購入できます^^

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