おうち療育

癇癪やパニックが減った!自閉症の子とのお出かけが楽になる関わり方

2026年6月12日

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「気持ちが伝わらず癇癪になっていた子が、少しずつことばで伝えてくれるようになりました」(年長男の子のママより)
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自閉症の子とのお出かけが不安なママへ。電車で1時間半の外出でも穏やかに過ごせた体験をもとに、崩れる前に終えられる関わり方を紹介します。新しい体験を安心して積み重ねるヒントをお伝えします。

自閉症の子とのお出かけは終わりどきのサインがカギ


こんなことで怒るの?


なんでパニックになってるの?


些細なことで癇癪パニックを起こされて、せっかく楽しみにしていたお出かけが台無し…なんてこと、ありますよね。


自閉症の子とのお出かけで大切なのは、 崩れる前に終われるようにしておくことです。


自閉症の子は、先が分からないまま続くと不安が大きくなり、気づかないうちにストレスがたまっていきます。


そして、もうこれ以上は無理というところまでくると、急に大きな声を出したり、手が出たりしてしまうことがあるのです。





だからこそ大切なのが、「終わるタイミング」を逃さないこと。


そのタイミングに気づくヒントになるのが、崩れる前にあらわれるサインです。


こうしたサインを見逃さず、無理をする前に終えることができると、パニックや癇癪を防ぎながら過ごせるようになります。

イライラしても崩れなかった!自閉症の息子たちとのお出かけで見えた変化


私には2人の息子がいます。


兄は自閉症と中度知的障害があり、発達障害グレーゾーンの弟は、兄の真似をすることが大好きでした。


以前は、兄弟喧嘩が絶えず、長期休みは「どう乗り切るか」だけを考える毎日。


ですが、発達科学コミュニケーションを学び始めると少しずつ兄弟喧嘩が減り、家の中で穏やかな時間が増えていきました。


その一方で、「このまま家の中だけでいいのかな」という思いが出てきました。


外出したい気持ちはある。


でも、2人同時に崩れてしまったらどうしようという不安がありました。


そこで考えたのは、「できるかどうか」ではなく「崩れる前に終われるようにどうするか」です。


今回は、

・お出かけのゴールは「スカイツリーにのぼる」

・イライラの前兆で関わる

ということを意識して、電車で1時間半かけてスカイツリーへ出かけました。


スカイツリーの待ち時間に兄がイライラする場面もありましたが、すぐにお茶を飲ませながら、「スカイツリー青いね、小田急線の色かな」と声をかけると、ニコニコで電車の話をしてくれました。


イライラの前兆の段階で関わることで大きく崩れなかったのです。


さらに子どもたちは、のぼって1分ほどで少しイライラしながら「もう降りる」と言いました。


以前の私なら「せっかく来たから」と引き止めて、限界まで我慢させていたと思います。


今回は「のぼること」がゴール


子どもが「もう降りる」と言ったタイミングで無理をせず終えることができ、最後まで穏やかに過ごすことができました。





今回うまくいったのは、子どもが我慢できたからではありません。


崩れる前に終えられるように、最初から形を決めていたからでした。


無理をしなかったこと


崩れる前に終えられたこと


その一つひとつが、「楽しかったね」で終われる体験につながっていくと感じました。

自閉症の子の新しい経験は穏やかな休日こそ始めどき


自閉症の子にとって、学校や幼稚園はストレスを感じやすい環境です。


その分、お休みの日は気持ちが安定しやすく、新しい経験にも取り組みやすくなります。





だからこそ、穏やかに過ごせる休日は、

「また行ってみようかな」

と思える経験を増やしていくチャンスです。


安心して終われた経験は、次の「やってみたい」につながっていきます。

自閉症の子と穏やかなお出かけができるようになる2つのポイント


自閉症の子とのお出かけで大切なのは、崩れる前に終われるようにしておくことです。


そのための具体的なポイントを2つお伝えします。

① ゴールを1つにする


ゴールを「全部やる」ではなく「1つできたら終わり」にすることで、あらかじめ“終わるタイミング”を用意することができます。


大切なのは、「わが子が無理なく達成できるゴールかどうか」です。


子どもに合ったゴールにすることで、崩れる前に終えることができるようになります。


② サインを見逃さずに動く


イライラしたり、文句小言が増えてきたときは、「そろそろ終わりに近づいている」というサインです。


このサインに気づいたら無理に続けるのではなく、お茶を飲んだり、見えているものの話をしたり、場所を変えるなどして、少し気持ちを落ち着かせます


そして、様子を見ながら終わりに向かって動いていきます


こうして早めに動くことで、大きく崩れる前に終えることができるようになるのです。


この2つを意識することで、「最後までやりきるお出かけ」ではなく、「崩れずに終えられるお出かけ」に変えて、自閉症の子と笑顔あふれる穏やかな時間をつくっていきましょう!

発達科学コミュニケーション アンバサダー
畠中 なつみ

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