おうち療育 食いっぱぐれないプロジェクト

社会科見学記事1:障がいがあっても仕事を続けていける食いっぱぐれない大人になるために必要なモノ。

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おしゃべり上達ラボの食いっぱぐれないプロジェクトでエフピコダックス株式会社の見学をしてきました!見学から、障がいがあっても仕事を続けていける力は何かということを知ることが出来たのでご報告します^^

小学一年生の自閉っ子はあと11年で社会に出るという事実。

おしゃべり上達ラボの食いっぱぐれないプロジェクトで障がいを持つ人が社会に出て仕事を始める時期のほとんどが高校卒業後という事実を知りました。


わが子は自閉スペクトラム症+知的障がい+ADHDがあり、現在地域の小学校の支援学級1年生です。

何とか就学できた、と思いましたが、小学校入学が人生のゴールではない。


自閉っ子の息子はあと11年で、もう社会人です。


そして、就職することもゴールではなく、「働き続ける」ことが生きていくためには必要です。

障がいがあっても仕事を続けるには何をどうしたらよいのかを見つける社会科見学へ参加することにした。

長いようで早い11年間で息子を社会で生きていけるようにしなければいけません。


「障がいのある息子が仕事を続けるには何をどうしたらいいんだ⁉」と頭を抱えているところに食いっぱぐれないプロジェクトで社会科見学があり、行ってきました。


見学させていただいた企業はエフピコダックス株式会社(以下:エフピコ)。


全国に工場を持つ、簡易食品容器の専業メーカーです。

エフピコで働いている障がいを持つ方々は障がい者雇用ではなく、正社員雇用です。


しかも、障がいを持つ人の離職率が高い中でエフピコで働いている方々の半数は勤続11年以上なのだとか。


いい意味で非常識なエフピコを見学し、障がいを持つ方々がどんな思いで仕事に向き合っているのかを知りたいと思いました。


そして将来、息子が社会へ出て仕事を続けるために必要なモノとすでに社会へ出て仕事をし続けている人のマインドを知ろう、という思いで見学に参加しました。

障がい重度の判定でも、仕事に熱心に向き合っていた姿があった。

工場見学時は障害のある方々が実際に働いている姿を見せていただきました。


エフピコの企業全体の働いている方々の障がい区分として知的障がいの重度の方が多いとのことでした。


しかし、見学した感想としては「目の前で働いている人たちに障がいがあったとしても、重度判定になるほどなのか?」と疑問を持つほどに淡々と仕事をこなしていました。

エフピコでは一般就労という形で働いていますが、きっとほかの企業であれば障がい者雇用で就業される方々です。


障がいがあっても仕事に対して熱心に向き合えるのは何故なのか?


とても不思議でした。

障がいがあっても目的があるから仕事が頑張れる!働き続けることができる!

工場で働いていらっしゃる方々を見て、今現在の自閉っ子の息子に置き換えて考えました。


現在の息子は、発達科学コミュニケーションで学んだ肯定的な対応をしてきたおかげでかんしゃくはほぼ無くなっています。


ですが、やっぱり気持ちが整わず学校の宿題が手につかないなど上手くいかないことはあります。


人間だし、子どもだし、体調もあるし、仕方ないですよね。


今の息子がこのまま成長して黙々と仕事をこなしている姿を想像してみましたが、全くできる気がしない!


しかし、障がいのある方の仕事をされている姿が、息子が好きなことや、作りたいものがあって工作している時の一生懸命な雰囲気に似ているように思えました。


そこで、見学案内の方に働いている方々のモチベーションは何かを伺いました。


いただいたご回答は、「お給料をもらっているから」。

やっぱり人間お金だよね!と思った私が浅かった。


さらにモチベーションの深堀りをすると、お給料をもらって「やりたいことがあるから」


目から鱗です。仕事の先に目的を持っている!


ある方の目的を伺いましたが、「家族と行きたい場所がある。自分のお給料で行くと決めているから頑張れる。」という理由だそうです。


もう感動です。


目的をもって働ける大人であることも素晴らしいし、目的を達成できると思える職場であることも素晴らしい。


やりたいことを叶える手段として仕事をして報酬を得る目標がある、叶えたい目的があることで障がいがあっても仕事を続けていけるということを知りました。

叶えたい目的を見つけて働き続ける目標にしよう!

工場見学をしてわかったのは、仕事を続けていくうえで必要なのは「叶えたい目的」を持つことでした。


どんな仕事に就くかも、大切なことです。


しかし、適性のある仕事に就くだけではなく、仕事をして、お金を稼いで「叶えたい目的がある」という思いが、仕事を続けていく理由や原動力、目標になると感じました。

私は今回の社会科見学で障がいのある息子が社会に出るまでに「叶えたい目的」を見つけるため、いろんなことにチャレンジしていきたいという新たな目標ができました!


おしゃべり上達ラボの食いっぱぐれないプロジェクトでは今後も、自閉症や知的障がいがあるわが子が食いっぱぐれない未来のため、働き続けるためには何が必要かを研究をしていきます。


気になる企業や画期的な障がい者の雇用を行っている企業をご存じの方は情報提供をお願いいたします!


また、わが子が食いっぱくれない力をつけるためのイベントも開催予定です。


大人も子供も成長できるよい機会なので、ぜひご参加ください!


発達科学コミュニケーション
リサーチャー たなかようこ

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