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就学まであと1年…言葉の遅れがある自閉症の息子は支援学校に入れば安心…?
私には自閉症と軽度知的障害の息子がいます。
要求の言葉は出るようになってきましたが、2語文以上がなかなか増えず、私や先生からの質問に答えるのも難しかったです。
そんな年中さんの1月。
数ヶ月後には就学相談も始まるので少しずつ小学校のことを考え始めるようになりました。
軽度知的障害という診断が出ていますが、言葉の遅れ具合や発達検査の数値も含めかなり中度寄り。
なので、息子の入学先は特別支援学校がいいのかなと考えていました。
支援学校に入れない!小学校生活がますます不安になった就学準備期間
夫の転勤で就学時に引っ越しが決まっていたので、引っ越し先の自治体に就学について問い合わせました。
すると、 「その発達検査の結果の数値だと支援学校入学は難しい、支援学級だと思います」と言われてしまったのです。
支援学校に入れば整った環境があるから任せれば大丈夫だろう、そんな想いが私のどこかにありました。
だからこそ、支援学校に入れないと言われた時は不安でいっぱいになったことを覚えています。
そして、「今住んでいる自治体だったら多分支援学校に入れたのに。こんなにも自治体によって違うのか。」と衝撃を受けました。
就学までに私ができることはないだろうか…毎日ネット検索が始まったのです。
毎日不安でネット検索…そうして出会った「おしゃべり上達ラボ」
元々SNSでおしゃべり上達ラボのことは知っていましたが、「お金かかるしな」「私が何かやらなきゃいけないのって大変そうだな」と、個別相談に一歩踏み込めずにいました。
けれども、就学への不安、将来への不安をなんとかしたい。
意を決して3月に個別相談を申し込むことにしました。
そこで言われた言葉が衝撃的すぎて今でも忘れられません。
「夏…遅くても冬までには幼稚園のことが話せるようになりますよ。」
えっ予言された??
この言葉がどうしても忘れられなくて、おしゃべり上達ラボを信じてみることにしました。
予言的中!?言葉の遅れがある自閉症の息子が幼稚園のお話しをしてくれました!
おしゃべり上達ラボに入った頃は年長さんに進級したばかり。
息子は新学期のストレスが原因で荒れ気味になってしまったのです。
成果がなかなか出ずかなり落ち込んでいましたが、ホルンさんがいつも温かくそして的確なアドバイスをくださったお陰で前を向くことができました。
そして4ヶ月経った7月。
担任の先生から「最近、聞いて動くことができるようになってきました!」とのこと。
「聞いて動く」がたくさんできるようになることで質問の受け答えができるようになる、というのをおしゃべり上達ラボで学んでいたので、凄く嬉しい報告でした。
また、療育先でのフィードバックで「最近息子くんに凄い成長が見られるのですが、何かお家でありましたか?」とまで言われるようになったのです!
おしゃべり上達ラボの成果が現れているんだと、私自身嬉しかったし自信につながりました。
そして9ヶ月経った12月。
「〇〇くん、いた!〇〇ちゃん、お休み!」「お餅つき、楽しかった!」「〇〇ちゃん、どんぐり、拾った!」などなど、幼稚園での出来事を報告してくれるようになったのです!
また、「〇〇くんは何組のお友だちなの?」と聞くと「きりん組!」といった質問の受け答えができるようになりました。
まだ単語を繋げただけの文章ではありますが、本当に冬までに幼稚園のことを話せるようになったのでした。
脳が育てば怖くない!会話のキャッチボールができる日を夢みて…
就学先は地域の小学校の支援学級知的クラスになりました。
ですが、おしゃべり上達ラボに入る前に抱いていた漠然とした不安はなくなり、今では小学生の息子を想像すると少し楽しく思えます。
就学後も様々な困難に直面すると思いますが、脳が育てば自信がつき、息子はどんなことにも立ち向かうことができるはず。
そして、おしゃべり上達ラボ、その仲間たちがいれば私たち親子はきっと大丈夫、そう思えるようになりました。
脳が育てば怖くない!
これからも言葉の遅れがある自閉症の息子の脳を育てて、会話のキャッチボールができる日を実現したいです。
発達科学コミュニケーション
リサーチャー 畠中 なつみ