ママの声かけが自閉症の子の脳に届けば言葉の遅れは改善できる
「3歳になっても言葉がでない」
「単語は出たけど2語文にはならない」
自閉症のお子さんは言葉の遅れが出ることも多く、頑張って話しかけているのに思ったように言葉が伸びずに悩んでいらっしゃるママはとても多いです。
今回は
「単語を出したい!」
「単語から2語文にしたい!!」
「2語文から3語文にしたい!!」
今の言葉のレベルを1つ上にあげるための声かけのルールをお伝えします!
言葉のシャワーを浴びせてあげましょう!と言われたことがありますよね?
ですが、ただたくさん話しかければいいというものではないのです。
なぜなら、お子さんの発達段階にあった量の声かけをしないと情報が脳でしっかり処理されずに素通りしてしまうからです。
わかりやすい言葉、わかる量で、情報をインプットすることで脳は活性化し、発達していきます^ ^
つまり、お子さんの“今”に合わせた声かけで、たくさん話しかけてあげることこそが「言葉の遅れ」を改善させるカギなのです^ ^

自閉症の子に言葉のシャワーは逆効果!?
実は、お子さんにとって難しすぎる言葉や情報が多すぎる声かけは、脳にとって「ノイズ」になってしまうこともあります。
上述した通り、ママの言葉がしっかりとお子さんの脳に届き、知識として積み重なっていくのは「わかった!」と感じられたときだけ。
言葉は、ただ一方的に浴びせるものではなく、 伝わって・受け取ってもらえることがとても大切なんですね^^
それに、せっかくたくさん話しかけているのに、届いていないとしたら…もったいないですよね><
だからこそ、お子さんに合わせた“届く言葉かけ”を意識して、少しずつステップアップしながら、ことばの力を育てていきましょう!

自閉症の子の言葉の遅れをサポートする「脳に届く声かけのルール」
①まずはお子さんの今出ている言葉の数を数えましょう!
「まんま」
「わんわん」
など、1つの単語で話をしている段階は「一語文」です。
単語1つで、文が構成されているという意味です。
「あおい、くるま」
「わんわん、いた」
など、2つの単語で話をしているなら、「二語文」です。
「大きいわんわん、いた」なら、3つの単語なので、「三語文」です。
まだ一言も言葉が出ないときのことを「前言語期」と言います。
②1UPルール
今の言葉の数が分かったら「言葉の数+1語」を意識して声をかけていきましょう(*^_^*)
次の言語段階で話しかけてあげることで見本を見せてあげるイメージです♪
例
一語文
子「わんわん」→ママ「わんわん、いたね」
二語文
子「わんわん、いる」→ママ「大きいわんわん、いるね」
幼児期の記憶力はまだまだ未熟です。
その子の発している「単語数」が一度に記憶できる情報量に近いと考えてもらってもいいです。
なので、+2語+3語で話しかけても容量オーバーになってしまうのでぜひ1UPルール意識してみてください(*^_^*)
ママがおうち療育すればことばの発達を加速させてあげることができます♪

発達科学コミュニケーション
アンバサダー 東原あや





