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発達障害グレーゾーンの子がお友だちと関わる前に育てたい“ママとの安心感”
幼稚園が始まって月日も経つのに、なかなかお友だちができない…
コミュニケーションが上手くできない我が子を見るのは少し切ないですよね。
子どもにとって、友達と関わる“コミュニケーション”は、実はとても大きなエネルギーを使う行動です。
特に発達障害(自閉症)グレーゾーンの子どもは、人とのやりとりに戸惑いや不安を感じやすく、そうした不安が心のブレーキとなり、一歩を踏み出せなくなることがあります。
だからこそ大切なのが、「自分は受け入れられている」と感じられる“安心の土台”。
この土台があることで、子どもははじめて外の世界に関心を持ち、人と関わる勇気を育むことができるのです。
この“安心感”は、日々の中でママが子どもをまるごと受け入れる関わりを通じて育まれていきます。
たとえば、子どもの言葉や行動を否定せずに耳を傾けること、一緒に笑い合う時間を持つこと。
そうした積み重ねが、子どもにとっての「心の安全基地」となります。
ママが安心できる存在になると、 「ママがいる場所は安心・安全な場所。どんなことがあっても、ボクには帰れる場所がある」と、子どもは心から思えるようになります。
そして、ママという安全な場所を確認しながら、子どもは少しずつ外の世界へと探求の一歩を踏み出します。
その探究心はやがて、
「ボク以外にも“お友だち”がいるんだ」
「そのお友だちと関わってみたい」
という他者への意識とコミュニケーションへとつながっていきます。
やがて、子どもは「お友だちと一緒に遊んでみようかな」と、自分の意志で一歩を踏み出せるようになるのです。
ママという“安心感”があるからこそ、子どもはお友だちの世界へと勇気を持って進んでいけるというわけです。
「友だちゼロ」から1ヶ月で変化!ママとの関わりが息子の第一歩をつくった
私には、発達障害(自閉症)グレーゾーンの年中の息子がいます。
息子が年少の頃は、先生やお友だちが話していることを理解するのが難しい場面が多かったり、お友だちにどう話しかけたら良いのか分からないことがあったようです。
そのため、なかなかお友だちができず、幼稚園でも一人遊びが続いていました。
夫の転勤の都合で年中から新しい幼稚園に転園。
転園してから1ヶ月ほど経っても、なかなか新しいお友だちができませんでした。
先生やお友だちが園庭を楽しそうに走り回っていても、私の陰に隠れながら一歩引いてしまったり、教室に入るのに10分以上かかってしまうこともあったんです。
ですが、本当は人と関わることが好きな息子です。
背中を押してあげるにはどうしたら良いのだろう…と悩んでいた時に、ママとの安心感を育むことで子どもはお友だちとコミュニケーションを取ろうとすることができると学びました。
息子がママと一緒にいて安心できる時間を家庭の中できちんと作っていきたい。
そこで、いつも息子におやつを食べさせている間に夕飯の準備をしていたところを、「ママも一緒に食べようかな〜!」「ママと一緒のお菓子だ〜!」と言いながら隣に座ったりして、同じ時間を共有するようにしてみました。
「ママもこのおやつ好きだよ〜!」と共感したり、隣にくっついてスキンシップを取ることを意識したのです。
また、夕方バタバタしてあまり息子との時間が取れない時は、寝る前に好きな絵本を好きなだけ読んであげる時間を作って、息子のことだけを考える時間を少しでも作るようにしました。
こうして息子にとって安心できる時間を、家庭の中で増やすことを心がけていきました。
息子はいつも一人で過ごしていた時間にママが来てくれたことが嬉しかったのか、自らハグをしてくれたり「大好き!」と言ってくれることが増えたのです。
ママと一緒にいることで安心を感じてくれているんだな、と実感しました。
そして1ヶ月後、幼稚園でおままごとをしているお友だちの輪に「入ーれーて!」と言って、たくさんのお友だちと遊ぶことができました!
”お友だちの輪”という外の世界に一歩踏み込むことができた息子の姿にとても感動したのを覚えています。
今では3人くらいですが仲良しのお友だちができ、ニコニコで幼稚園に通っています♪
↓↓↓
↓画像もしくは下記URLをクリック!
https://www.agentmail.jp/lp/r/18470/156221/
我が子の“ひとりぼっち”が気になる今こそ親子の安心感を育てよう
ママが子どもとの関わりを見直すことで子どもは大きく変化します。
我が子を変える1番の近道は、ママが変わること!
我が子のコミュニケーションスキルを伸ばして、お友だちができて欲しいと悩んでいる時こそ、ママが子どもに安心感を与える関わりができているかどうかを見直してみましょう!
子どもが変わる!“安心の土台”をつくるママの関わり方3選
①時間や体験を共有する
短くても構わないので、子どもと向き合う時間を意識的に作りましょう。
(例)
・お風呂の10分は一緒におもちゃで遊ぶ
・寝る前の10分は絵本を読んであげたりお話を聞く時間にする
・お風呂上がりのアイスを一緒に食べる
”一緒に過ごしてくれた”経験が、子どもの心に安心感を積み重ねていきますよ!
②共感する
ママが共感すると子どもは自分の感情が認められたと感じ、安心感を得ることができます♪
(例)
・ママもそう思うよ!
・ママもこのお菓子好きだよ!
・ママと一緒だ〜!
③スキンシップ
子どもが嫌がらない限り、何歳になってもスキンシップは有効!
たくさん肌に触れて、子どもを安心させていきましょう。
・ハグ
・ハイタッチ
・物の受け渡し
・手を繋ぐ
・マッサージ
・肩や背中に触れる
ぜひこの3つの関わり方を意識しながら安心できる家庭づくりをしてみてください♪
発達障害(自閉症)グレーゾーンの子のコミュニケーションが豊かになって、外の世界へ一歩踏み出す勇気を与えてみましょう^^
発達科学コミュニケーション
アンバサダー 畠中 なつみ