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「不安」があるからこそ準備して行動できる!
自閉症のわが子と向き合う日々。
言葉がなかなか出なかったり、癇癪が続いたりすると、「このまま成長できなかったらどうしよう」「この子は辛い人生を送るんじゃないか」と、不安で胸がいっぱいになることがあります。
そう感じるのは、あなたの心が弱いからでは決してありません。
子どもへの想いがあるからこそ、不安を抱くのです。
心理学では、不安は「未来に備えるためのサイン」としての役割を持っていると考えられています。
不安があるからこそ、先のことを考え、準備し、行動しようとします。
不安は、あなたを前に進めるために心が出してくれている“点検ランプ”のようなもの。
無理に消そうとせず、「今、私はこの子の未来が心配なんだな」と、その気持ちに気づいてあげることから始まります。

不安と向き合う“今”こそが子どもの未来をつくっている
「このままでいいのかな」と感じながらも、あなたは今日も子どものために工夫を重ねていますよね。
癇癪を前より冷静に受け止められた日、小さなやりとりで笑い合えた瞬間、昨日より少しだけ気持ちが落ち着いている朝。
それらはすべて、あなたが不安と向き合いながら行動してきた結果です。
心理学では「自己効力感」と呼ばれる、自分にはできることがあるという感覚が、未来の選択に大きく影響すると言われています。
つまり、今できていることに目を向けるだけで、「やっていける」という気持ちが積み重なり、それがやがて子どもにとっての安心や信頼に変わっていくのです。
不安を感じることは後ろ向きなことではなく、「この子のためにできることが何かあるはず」と、今を大切にしている証拠。
その姿勢こそが、子どもの人生をゆっくりと豊かにしていきます。
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不安に押しつぶされそうだった私が前を向けたきっかけ
私自身も、娘が言葉を話さないまま2歳を過ぎた頃、「将来この子はどんなふうに生きていくんだろう」と不安でたまらない日々がありました。
親子療育に通っていても、癇癪で部屋にも入れず他の子と比べて焦る毎日。
どうにかしてこの子から“辛さ”を取り除いてあげたい、私がなんとか守ってあげたいと考えていました。
そんな中で出会った心理学の言葉に、「不安があるからこそ、私たちは変わろうとする」という考えがありました。
また「辛いことのない人生なんてないし、辛さが取り除かれた人生って面白くないんじゃないか」と気づいたとき、娘との関わり方の考えがガラリと変わりました。
私が持ってる不安は子どもと一緒に成長するために必要なものだと思えるようになりました。
私の不安は、子どもをよりよく理解したいという気持ちから生まれている。
その気持ちに気づいたことで、前に進む勇気が湧いてきたのです。

不安と向き合いながら前に進むためのステップ
不安に向き合う4つのステップをご紹介します。
① 今の不安を言葉にしてみる
「この子の将来が心配」「癇癪が続いたらどうしよう」など、具体的に書き出してみます。
② その不安は“子どもへの想い”から来ていると気づく
不安を抱くのは、子どもが幸せに生きてほしいと願っている証拠です。
③ 不安の役割を受け入れる
不安は避けたい未来を知らせてくれるサイン
不安があるからこそ、先のことを考え、準備し、行動することで私たちは成長していけます。
④ 子どものできた!の記憶を振り返る
「今日は笑ってくれた」「少し落ち着いていた」など、できた場面を思い出してみましょう。
あなたの子育てには、確かに「今」が積み重なっています。
焦らなくても大丈夫。
その一歩が、子どもの未来につながっていきます。
公認心理師、5歳男女双子のママです。無発語だった重度知的障害・自閉症の娘とことばと心が通い合う感動の毎日を過ごしています。
育たない脳はありません!一緒におうちでお子さんとのことばのコミュニケーションを叶えていきましょう♪