おうち療育 知的障害育児

お散歩や外出の時に抱っこやおんぶばかりの知的障害キッズが自分の足で歩くようになる「歩く力の育て方」

2025年10月13日

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「気持ちが伝わらず癇癪になっていた子が、少しずつことばで伝えてくれるようになりました」(年長男の子のママより)
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抱っこやおんぶを好む知的障害のある子どもが、自分の足で歩けるようになるための声かけの工夫と習慣づくりの方法を紹介しています。

せっかくのお散歩やお出かけなのに、子どもが自分で歩かず抱っこやおんぶばかりをねだる


そんな経験はありませんか?


知的障害のある子どもが歩こうとしないのは「歩く力がない」からではありません


多くの場合、「歩く意味がわからない」「先が見えない」「不安や怖さがある」ことが理由なのです。


さらに、抱っこやおんぶが「安心」「楽ちん」「いつものこと」として習慣になっていると、それが当たり前になってしまいます。


だけど、そんな時にこそ力を発揮するのがママの「声かけスイッチ」。


ママの言葉には、子どもの気持ちを切り替えたり不安をやわらげたりする力があります。


ちょっとした声かけの工夫で、「歩くって楽しいかも」と感じるきっかけを作ることができるのです。

少しでも自分の足で歩けるようになったら、その「歩く力」を日常の中で繰り返し使うことがとても大切です。


なぜなら、脳は “繰り返しの体験” を通して発達していくからです。


特に知的障害のある子どもは、一度できたことを習慣として続けることで、脳の中の「できる回路」が強くなっていきます。


逆に、「もう歩けるから」とすぐに抱っこに戻してしまうと、その回路が使われなくなり力が弱まってしまうことも。


また、「歩くこと」は運動面だけの話ではありません。


足を動かすときに働く「運動の脳」は、実は言葉をつかさどる「ことばの脳」のすぐ近くにあります。


そのため、歩くことは “おしゃべりする力” や “人と関わる力” にも良い刺激になると言われているのです。


つまり、「歩くこと」は体のリハビリであり、同時に脳のリハビリにもなる。


だからこそ、「今、少しでも歩けるなら、今こそ習慣に」。


毎日の歩行体験が子どもにとっての「小さな成功体験」になり、脳と体の発達をぐんと後押ししてくれます。

私には、身体障害と最重度の知的障害のある息子がいます。


歩き始めたのは5歳半でした。


それまでは、数メートルの移動でさえ「無理をさせたくない」と感じ、すぐに抱っこやベビーカーに頼っていました。


そんな中、ふと思ったのです。「家の中や学校では歩いている。だったらお散歩も歩けるかもしれない」。


そこで、まずは息子の大好きな公園にお散歩に行き、「ここまで歩こうね」と目的地を決めてチャレンジ。


私は先にゴール地点に立って “おんぶ待機” しました。


すると、息子は少しずつ、でも確実に自分の足で歩いてくるようになったのです。


その小さな一歩が、大きな自信と習慣の始まりでした。

子どもの「歩きたくない」を「歩いてみようかな」に変える声かけのテクニックはたった4つです。


① 「歩くといいことがある」を経験させる

・目的地を視覚で伝える:「〇〇の前まで歩こうね」


・歩いたら褒められる、喜ばれる:ママがオーバーリアクションで「すごい!歩いたねー!!」


② 安心感を満たしてからスタート

・出発前にスキンシップや目線を合わせて「安心」を届ける


・最初は手をつなぐ、一緒に歩く。必要なら途中まで抱っこして「ここから歩こうね」と段階的に。

③ 歩けた成功体験を言葉で定着させる

・「○○まで歩けたね」「しっかり歩いたね、かっこよかったよ」などの声かけで記憶に残す


・歩けた場面を写真に撮り、あとで一緒に振り返るのもおすすめ


④ 「歩きやすい環境」を整える


・興味を引くものがあるルートを選ぶ


・滑りにくく、安心できる靴や道を選ぶ


・長距離を一気にではなく、「ちょっと先」を目標に区切って歩く


ママのちょっとした声かけが、子どもの “やってみよう” を引き出します。


その一歩が、毎日の「歩けた!」につながり、体と心と脳を育てていくのです。


歩きたくない」が「歩いてみようかな」に変わる瞬間を、ぜひ一緒に見つけてみてください。

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