おうち療育 食いっぱぐれないプロジェクト

発達障害のある子の将来が不安だった私が分身ロボットカフェで知った「働く未来」

2026年4月21日

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「気持ちが伝わらず癇癪になっていた子が、少しずつことばで伝えてくれるようになりました」(年長男の子のママより)
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発達障害や知的障害のある子の将来や働き方に、不安を感じたことはありませんか。分身ロボットカフェの体験を通して、働く未来の選択肢が広がり、親である私の視野が変わったエピソードをお伝えします。

発達障害や知的障害のある子を育てていると、


 「この子は将来どんな大人になるのだろう」

「安心して過ごせる場所はあるのだろうか」


そんな思いが、ふと心に浮かぶことがあります。


Nicotto Projectでは、一年後にどんな自分になりたいかというゴールを、一人ひとりが掲げています。


私は、毎日の子育てをどう乗り切るかという目の前のゴールだけでなく、「息子が食いっぱぐれない大人になる」という、長い目で見た子育てのゴールを意識したいと考えるようになりました。




そこで、Nicotto講座を主催する今川ホルンさんにこう伝えました。


「息子が食いっぱぐれない大人になるという子育てのゴールのために、息子の強みから働く未来を逆算する一年にしたいです。」


息子は、好きなこと得意なことが分かりやすい子です。


だからこそ将来の姿を想像する時間は、少し前向きな気持ちにもなれました。


同時に、もっと現実的に、もっと具体的に考えたいという思いも強くなっていたのです。


息子は電車が大好きです。


また、学校でもみんなのお手本になるほど魅力的な作品を仕上げる"デザイン性の高さ"もあります。


息子の「好き」や「強み」を活かせる未来はないだろうかと、まずは通える範囲の中で探そうと思い、私は調べ始めました。


「横浜 電車 障害者雇用」

「横浜  知的障害 就労 デザイン」


検索を重ねるうちに、情報は増えていきました。


けれど、何から行動すればよいのかは分かりません


どんな情報を集めれば将来につながるのかも、はっきりしませんでした。


調べれば調べるほど、「この先どうすればいいのだろう」という思いだけが残ります。


進路や働き方を考えたいのに、道筋が見えない


発達障害のある息子の将来への不安は、こうして少しずつ膨らんでいきました。



そんな時、今川ホルンさんから提案がありました。


「楽しみながら研究してみてください。

今度、分身ロボットカフェの研究で一緒に行きませんか?

ゼロから働く息子くんにするのではなく、息子くんの参考になる人を見つけることも大切です。」


分身ロボットカフェでは、病気や障害などの理由で外出が難しい人が、自宅などからロボットを遠隔操作して働いています


公式サイトの紹介動画を初めて見た時、涙があふれました


体が自由に動かなくても、人と関わり、社会に参加し、働いている姿がある。


分身ロボットカフェで働く姿を見て、私は「働く」「社会に参加する」という言葉を、知らず知らずのうちに狭く捉えていたことに気づいたのです。


働くとは、外に出て通勤すること。


そして、限られた人だけができること。


そうした考え方が自分の中で揺らいでいきました。


発達障害のある子の将来を考える視点が、大きく揺さぶられた瞬間だったのです。


日本橋にある分身ロボットカフェを、ホルンさんや同じくNicotto講座で仲間と一緒に見学。


お店に入るとすぐ、分身ロボットが声をかけてくれました。


機械が話しているという感覚はなく、人の温かさを感じたのを覚えています。


分身ロボットを操作して働く人は「パイロット」と呼ばれています。


受付を担当する人、席で説明をする人、注文を運ぶ人など、役割はさまざま。


先輩と後輩の関係にあるパイロット同士が、楽しそうに会話をしている場面も。


自宅にいながら、同じ空間で働いている様子が伝わってきました。


研修を受け、一人前になるまで半年ほどかかるそうです。


障害があるかどうかではなく、分身ロボットを通して社会と関わり、働き、収入を得る


発達障害があっても、体が動かなくても、働くことを支える仕組みと環境に、心から感心しました。


見学を終えた後、強く感じたことがあります。


働く形は一つではない、ということ。


外に出ることだけが、働くことではないということ。


見学前は、「息子に当てはまるかどうか」ばかりを考えていました。


今は、親である自分の視野が広がったと感じています。


発達障害があっても、体が動けなくても、働く未来には、まだ知らない選択肢がある


人との関わりが苦手という特性も、働けない理由ではない。


関わり方や環境を工夫する視点として考えられるものだと感じました。


そう知ることができただけで、将来を考えるスタートラインに立てたように感じています。

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畠中 なつみ

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