発語の前に育てたい「模倣の力」
「ママだよ〜」「バイバイだよ〜」と声をかけても、まだその段階に合っていないと、ことばに繋がりにくいことがよくあります。
実は、ことばが伸びる前に大切なのが「模倣(まねっこ)」の力です。
模倣には
・動作模倣(動きをまねする)
・音声模倣(声をまねする)
の2種類があります。
ことばにつながるためには、まず 動作模倣がしっかり育っていること が重要です。
動作模倣ができると…
・相手をよく見る力
・見た動きを体でまねする力
・やりとりの土台
が育ちます。
その結果、口や舌の動きもまねしやすくなり、
動きをまねる
↓
口の動きをまねできる
↓
ことばにつながる
という流れがスムーズになります。
そして、次のステップが「音声模倣」=耳で聞いた音をまねする力です。
音声模倣が育つと…
・ママの声をまねて「パ」「マ」などが言える
・単語が少しずつ出やすくなる
・「声を出すと伝わる!」という体験につながる
というふうに、発語の土台ができていくのです。

喃語の子の“今”の段階に合ったやりとりを!
ことばの発達は階段をのぼるようなもの。
まだ1段目にいる子に、いきなり3段目を求めても登れません。
動作模倣が弱いまま「声だけをまねしてね」と言われても、子どもには難しすぎてうまくいかないのです。
だからこそ、
・喃語が多い子には「動作のまね」から
・動作模倣ができてきたら「声のまね」へ
この順番を踏むことが大切です。
「一段ずつ」積み重ねていくことが、ことばにつながる近道になります。

「模倣の力」を育てる具体的な遊びと声かけ
模倣の力は、特別な教材や時間がなくても、日常のやりとりの中で育てられます。
◇動作模倣
・「パチパチ!」(手をたたく)
・「バンザーイ!」(両手を上げる)
・「バイバーイ!」(手を振る)
・「コップ、持ってみよう!」(コップを持つ)
→ まねしてくれたら「やったね!」笑顔で声をかけましょう。
真似が難しいお子さんはママが先にお子さんの真似をして〇〇できたね!と褒めてあげてくださいね^^
◇音声模倣
手をパーにして「パー!」
手をグーにして「グー!」
「いないいない〜…ばあ!」
→ 声が出なくても、動きをまねしただけでOK!
慣れてきたら動きを控えめにして声を目立たせます。
さらに、ママが子どもの喃語をまねするのも効果的です。
「ばばば!」に「ばばば!」と返すだけでもやりとりが育ちますよ^ ^
ことばは「動作のまね → 声のまね → 意味のあることば」と、一歩ずつ積み重なって育ちます。
今日からぜひ、日常の中でまねっこのやりとりを楽しんでみてくださいね。
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- ・・ ―― 自己紹介 ―― ・・
- 脳が育てばことばは増えます!
無発語で言語理解の乏しかった知的障害を伴う自閉症の息子が「ママ」と言えるようになりました^^
褒めているのに、丁寧に向き合ってるのに上手くいかない。うちの子は難しい。そう感じているお母さんはお子さんの脳を根本的に育てる方法を一緒に見つけていきましょう!





