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自閉症の息子にお友だちができる日は来るのかな…。
私には、自閉症と中度知的障がいのある6歳の息子がいます。
言葉はゆっくりで、会話のキャッチボールは難しく、独り言をつぶやいていることが多い毎日。
コミュニケーションを取るのが難しいまま息子は年中さんに進級しました。
マイワールドが強く、自分の世界に生きる息子に「お友だちができる日は来るのだろうか?」と私は強く不安に思いました。

お友達と関わる息子のイメージが正直湧かなかったのです。
自閉症の息子の“ひとり時間”が増えるたびに私も孤独に…親子で抱えたコミュニケーションの悩み
一斉指示や集団行動が難しい息子には、加配の先生がついてくれていました。
年中さんでクラス替えがあり、他の子たちがソワソワしている中、息子は変わらずマイペース。
加配の先生には少しずつ関わろうとする様子も見えましたが、お友だちにはまったく関心がないようでした。
まるで、ひとりぼっちの世界にいるような園生活。

自閉症の子には人と関わるのが苦手な子も多いと知っていたので、無理にお友だちを作らせようとは思いませんでした。
けれど、入園から2年が経ち、周囲のママたちが自然に仲良くなっていく中で、私は次第に孤立していきました。
しょうがないと分かりつつも、「ママ友いいな…」「けど普通じゃない子育てをしている私と話が合う人なんていないし…」と、心の中にはいつも悲しい思いがありました。
息子を変えたい…でも本当に変わるべきは“私”だった!コミュニケーションの一歩を踏み出した私
就学が近づく中、息子がこのまま誰とも関わらずに成長していくことに、大きな不安を感じていました。
そのとき、「おしゃべり上達メソッド」に出会ったのです。
自閉症の息子を少しでも変えたくて、年長に上がるタイミングで受講を決意。
おしゃべり上達メソッドでの学びで気づいたのは、”子どもを変えたいなら、まずママが変わる”ということでした。
私が人と関わろうとする姿勢を見せれば、息子も変わっていくかもしれない。
まずは私がコミュニケーションを広げる一歩を踏み出そう、と動き始めました。

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ママが変わったら息子も変わった!自閉症の子に芽生えたコミュニケーションの力
ずっと避けていた園でのママたちとの会話。
ある日、私は思い切って笑顔で「こんにちは〜今日も暑いですね〜」と話しかけてみることに。
たったそれだけの雑談が、私の心を少しずつほぐしてくれました。
気づけば、園の話や家族の話もできるようになっていたのです。
そして、私がママ達とコミュニケーションを少しずつ取れるようになってきた頃、自閉症の息子にも変化が見られ始めました。
私が話しているママをじっと見るようになった息子。
息子は、私がどんな人と関わっているのか興味を持っていたのかもしれません。
そしてある日、加配の先生から「お友だちの名前を言うようになりましたよ!」と嬉しい報告をもらいました。
息子の興味の幅がお友だちまで広がっていたのです。
また、自分から「おはよう」と声をかけたり、笑顔でお友だちと追いかけっこをしたりと、お友だちとの関わりに楽しさを感じ始めた息子は、苦手だった運動会やお遊戯会にも笑顔で参加できるようになりました!

「私が変われば、息子も変わる」それが現実になった瞬間でした。
そして、人と関われないまま小学生になったらどうしよう…という、就学前に感じていた不安がグッと減りました。
息子は小学校支援級に通い始めましたが、クラスのお友だちに話しかけたりクラスの前で発言したりと、周りとコミュニケーションを取りながらイキイキと過ごしています。
自閉症の息子の未来が”生きやすく”なるために…
自閉症と中度知的障がいのある息子は、これからも支援を受けながら生きていくことになるでしょう。
だからこそ、”人に伝える力”、”人と関わる力”といったコミュニケーション能力を高めることが大切です。
コミュニケーションの高さが、息子の人生を少しでも豊かにしてくれると信じています。
私が人と関わる姿を見せていくことで、息子の中にも”人と関わりたい”という気持ちが育っていく。
そして、自閉症の息子がたくさんの人に支えられ、愛されながら生きていけるようになるのが今の私の願いです。
発達科学コミュニケーション アンバサダー
畠中 なつみ






