目次
「はじまり」と「おわり」に気づくことが園での出来事を教えてくれるようになるカギ
「今日保育園で何やったの?」
この質問に答える力の獲得のためには物事には「はじまり」と「おわり」があるんだ!と気づいてもらう必要があります。
例えば、何気なくやってる「よーい、どん」というかけ声や、日常的な「いただきます」「ごちそうさま」
こういった習慣を通じて、物事にははじまりと終わりがあるんだと子どもは気づくようになります。
すると、子どもは「今」を理解する力を少しずつ身につけていくのです。
今がわかるからこそ、過去のことも分かるようになるんですね^^
過去のことが分かることで、「保育園で何したの?」の意味を理解し、答えられるようになっていきます。

質問の意味を理解できなかった自閉症息子が質問に答えられるようになったおうち療育
私がおうち療育をする前に当時年中の自閉症息子に対してすごく疑問だったのが5W1Hの問いかけが理解できないことでした。

「今日保育園で何した?」
「今日どこ行きたい?」
「どっちがいい?」
「誰と遊んだ?」
etc・・・
これらの質問は当時全て無視かオウム返しで返されてしまってたんです。。。
けれども、おうち療育を始め、息子に直接的に「何?」っていうのはね・・・な〜んてくどくど教えなくても、徐々に息子はこれらの質問に答えられるようになっていったのです。

「はじまり」と「おわり」に気づくママの声かけ
はじまりとおわりを理解させる声かけのポイントは「予告」です。
例えば
「あと3回ですべり台おしまいよ〜^^1〜2〜3」
や
「じゃ、砂時計ぜ〜んぶ落ちたらお風呂ね〜♪」
など(^_−)−☆
こうした予告をしながら、行動する経験を積むことで、時間の流れや、物事が終わるタイミングなど「はじまり」と「おわり」が意識できるようになり、次の発達のステップへとつながっていきますよ^^

発達科学コミュニケーション
トレーナー 桜山尚

- ・・ ―― 自己紹介 ―― ・・
- 一方通行の会話で止まってしまっている自閉っ子の『言葉』を伸ばす専門家です。会話の苦手な自閉っ子の子育てで、寂しい思いをしているママへ。愛着を深く育むと、欲しかった会話力が手に入ります。その夢、私と一緒におうち療育で実現しませんか?