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もう運動会で落ち込まなくていい!発達障害の子の頑張りに心から拍手を送れるようになったストーリー

2025年10月9日

発達障害の子の多くが苦手としている行事の運動会。同級生の子とわが子を比べてしまうと心苦しくなる…。だけど、目の前のわが子と比べるのは「周りの子」ではなく「1年前のわが子」!視点をちょっと変えるだけで目の前のわが子の成長を喜べる時間になりますよ!

特性を持っている子の苦手なものとして集団行動がよく挙げられますよね。


そして、発達障害の子が苦手な学校行事の代表「運動会」。


・普段の学校の様子と違う
待ち時間が多い
・大きな音や聞きなれない音楽がきこえる
見通しを立てづらい

などなど、運動会は本当にいろいろな理由で発達障害の子が苦手に思う行事です。

そして、運動会当日だけではなく、練習が始まると通常の時間割ではなくなることが多いですよね。


変化が苦手な特性のある子たちは運動会の時期には調子を崩すことが多くなります。


そして、学校でも、家庭でも、トラブルが起こりやすくなる時期。


運動会の時期のイメージとしてネガティブな感情が、発達障害の特性を持つ子とその親にはあると思いますし、私もその一人でした。


発達の特性で息子が小さいころから行事に参加することに、本当に気が重かった


ですが、見る角度が変わったことで運動会はわが子の成長を感じる学校行事に変わったのです!

私には、ASDの診断とADHDの特性を持っている息子がいます。


運動会のシーズンが近づくと、私は毎年どうしても不安でいっぱいになるのです。


息子は地域の小学校の特別支援級に通っていますが、運動会の当日は交流級で過ごす一日。


団体行動暑さが苦手な息子にとって、最後までやり切れるのか…と考えると心配が尽きません


1年生の時は「発達障害があっても息子は息子。今の“できた”を見つけよう!」と前向きな気持ちで参観に臨みました。


けれども実際には、同学年の交流級の子がお友達とわいわい楽しんでいる姿をみて、同学年の子とのコミュニケーションがない息子に胸が痛む瞬間も。


幸い、支援級のクラスメイトが同じ交流級に所属していたので、担任の先生や支援員さんも近くにいて、初めての運動会を息子はなんとか乗り越えることができました。

しかし2年生では状況が一変。


支援級は同じでも交流級は別のクラスになり、支援級の担任や支援員さんのサポートがない環境で臨むことになったのです。


「今年こそ、ほぼ支援なしの運動会なんて本当に大丈夫なのか…。悪目立ちしないかな...?」と不安になりました。


1年前にも「息子は息子」と思っていたのに、また同学年の子と比べようとしていた私が居ました。

運動会当日を迎えてみると、私の不安は大きく外れました。


息子は交流級の先生の指示をしっかり聞いて、整列や待ち時間も待機する場所で過ごせたのです。


さらに驚いたのは、普段おしゃべりが苦手な息子が交流級のお友達と会話している姿がありました!

一生懸命練習したダンスもしっかりニコニコ笑いながら披露してくれて、不安そうな表情の去年とはまるで違う姿を見せてくれました。


そこで気づいたのです。


周りの子と比べるのではなく、去年のわが子と比べればいい


そう思った瞬間、運動会は“胸が痛む時間”から“成長を見つける時間”へと変わりました。

息子は自閉症やADHDの特性を少しずつ持っています。

1年生の頃は

人の話を聞くこと
・じっと待つこと
・相手に伝わるように話すこと

これらがとても苦手でした。


ところが2年生の運動会では、驚くほど成長した姿を見せてくれたのです。

・先生の指示を聞けた
・自分の出番をその場で待つことができた
・隣の同級生と笑顔で会話できた

特に感動したのは、同級生と笑いながら言葉を交わしていたこと。


「息子がお友達と会話している!」


ことばが苦手だった息子だったので、お友達とおしゃべりをしている瞬間を夫と一緒に目撃。


夫も1年生の時の運動会に見に来ていたので、夫婦で「本当に成長したね」と喜びを共有できました。

運動会を通して実感したのは、比べる相手を「同級生」ではなく「過去のわが子」にすること。


すると、発達障害のあるわが子の小さな変化も、大きな成長として見えてきます。


これからも私は息子の一歩一歩を見逃さずに応援していきたいです。


そして、同じように「うちの子、できないことばかり…」と悩むママに伝えたくなりました。


去年と比べて、わが子はどんな小さな一歩を踏み出しましたか?


わが子の成長した姿に気がつけたとき、子育てはもっと楽しく、希望にあふれたものになりますよ。

発達科学コミュニケーション
アンバサダー たなか ようこ

 

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