おうち療育

パニックがゼロに!発達障害の息子が歯医者の診察を1人で受けられるようになった2年半の成長記録

2025年11月5日


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発達障害で感覚過敏の息子が歯医者を克服!環境を整えるだけではなく、成功体験の積み重ねと声かけの工夫で一人で診察を受けられるようになった2年半の記録です。


私には支援級に通う小学1年生の発達障害の息子がいます。


自閉症と中度知的障がいの診断があり、感覚過敏こだわりが強いです。


これまで、市の検診などで歯を見てもらう機会がありました。


ですが、歯医者さんの独特な雰囲気、そしてミラーなどの器具を口の中に入れられることの恐怖で息子はいつも暴れて大パニック



息子を歯医者に通わせることができるのかという不安を抱えていたものの、いつもパニックを起こされると大変だな…と思って、息子を歯医者に通わせられない自分がいました。


そんなある日、発達障害の子が全身麻酔を受けながら虫歯の治療を行ったというニュースを見ました。


治療中に暴れてしまうときちんと治療ができないだけでなく、治療を受ける側の子どもに傷をつけてしまったりと危険が及ぶ可能性があるからです。


虫歯の治療だけで全身麻酔をしなければならないという事実に衝撃を受けました。


そして、「歯の治療で全身麻酔をかけたことで、もし息子の身体に何かあったらどうしよう…」と、大きな不安恐怖心を抱いたのです。


治療に対する私の不安恐怖心を払拭させるために、早いうちから歯医者に慣れさせないとと思い、まずは発達障害に理解がある歯医者を探しました。


すると、近所に”障害児歯科”を見つけました。





障害児歯科では、まずは座れるようになる、次は歯ブラシを通せるようになる…といったスモールステップで、発達障害の子が歯医者に慣れてもらうような取り組みを行っています。


障害児歯科なら息子を安心して通わせられそうと思いました。


こうして、歯のクリーニングと医者の診察が受けられるようになることを目標に、年少さんの冬から2ヶ月に1回のペースで通い始めました。


息子は初めての歯医者に落ち着きのない様子。


歯医者に入るなり、全ての診察室に入ろうとしたり器具を勝手に触ろうとしたりしていました。


診察室に入れただけだったり、私と一緒に10秒座っただけで精一杯な日が続き、歯医者に慣れることができないまま1年が過ぎてしまいました。


障害児歯科でスモールステップを踏んでくれているのに、なかなか歯のクリーニングを進められないし、診察も全くできない…


歯医者に慣れるための環境は整えたのに、全然上手くいかないと悩む日々でした。


息子が歯医者で診察を受けられるようになるにはどうしたらいいんだろう…


私に出来ることってあるのかな…


悩んでいた時、発達科学コミュニケーションと出会ったのです。


発達科学コミュニケーションでは、「ダメ」ではなく「できたこと」を見つけて褒めることで、子どもが自信を持ち、良い行動が増えていくという脳科学的に実証されている育児法を教えています。


たとえば


・歯医者の待合室でイスに座っていられたら「静かに座れてえらいね」と声をかける。

・診察室に入るときに泣かずに入れたら「自分で入れてすごいね」と褒める。





私ができることは環境を整えるだけじゃなく、小さな"できた"に注目して褒めていくことで、出来ることを増やしていくことだと考えました。


早速、おしゃべり上達メソッドを歯医者で実践していくことにしたのです。


褒めるところなんて無いな…と思っていましたが、今できていることに注目していくことを意識していきました。


すると、「10秒座れたね!」「歯ブラシ、ゴシゴシできたね!」など、褒めるポイントをどんどん見つけることができたのです。


また、全ての歯磨き粉の味を試さないと気が済まないこだわりも出ていましたが、歯医者さんに協力してもらい、息子のこだわりを受け入れてもらうことに。


たくさん褒められたこと、そしてこだわりを受け入れてもらえたことで、歯医者さんに少しずつ安心感を抱いてきた息子。


歯医者さんのことを少しずつ受け入れられるようになってきたのか、歯ブラシで全ての歯を磨いてもらうことができるようになりました。


そして2年経った年長の冬、歯ブラシしか口の中に入れられなかった息子が、デンタルミラーを口の中に入れることが出来たのです。


さらに2年半たった小学1年生の今、診察中に離席をすることがなくなりました。


さらには、吸引機や研磨機といった色んな器具を歯に当てられるようにったのです!



2年半かかりましたが、歯医者での小さな成功体験をたくさん積み重ねたことで、歯医者への恐怖心がなくなり、「器具を入れても大丈夫!」と自信がついたのだと思います。


私がいなくても、歯医者さんとお話が出来るくらい堂々と一人で歯のクリーニングや診察を受けられるようになった息子の大きな成長が、私はとっても嬉しかったです^^


苦手なことを克服させるには、小さな"できた"を積み重ねることが大切です。


「診察室に入れた」「椅子に座れた」といった成功体験を積み重ねることで、「ボクにもできるんだ!」という自信に繋がります。


将来息子に虫歯ができて、治療をしなければならないことがあるかもしれない。


そんな時も、見通しを立ててスモールステップ褒めながら治療を進め、出来ることを少しずつ積み重ねていきたいと思います。


そして、息子が一人で歯医者に通えるようになり、私は「いってらっしゃい!」と自信に満ち溢れた息子の背中を押すという未来に、一歩一歩近づいていきたいです。

発達科学コミュニケーション
アンバサダー 畠中 なつみ


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