おうち療育 知的障害育児

甘えん坊知的障害キッズのママベタベタに疲れたママが楽になるスキンシップの工夫

2025年11月5日

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「甘えたがりな知的障害キッズにスキンシップを求められて疲れる…」そんなママへ。抱っこやおんぶだけじゃない “ラクにできるスキンシップ” の工夫で、子どもの心もママの余裕も守れます。


子どもが甘えてくれるのは嬉しい――


それでも四六時中「抱っこ」「おんぶ」「くっついてたい」ばかりじゃ、ママも体力的に限界ですよね。


やらなきゃいけないこともあるのに…「ずっとは無理!」って思う瞬間、ありませんか?


実は、知的障害のある子どもたちには「甘えたがり」の傾向がよく見られます。


それは脳の安心を求める特性が関係しているから。


それだけにスキンシップは心と脳の発達にとって、とても大切なんです。


だけど、抱っこやおんぶだけがスキンシップじゃありません。


ママの体がラクになる、いろんなスキンシップの形を知っておくだけで心も体もグッと軽くなりますよ。


私の息子は、最重度の知的障害があります。


とっても甘えん坊で、ママやパパ、さらには見知らぬ人にも甘えようとすることがあるほど。


家ではおんぶしたまま料理、洗濯…もうヘトヘトでした。


そんなある日、思いきって「こちょこちょ遊びしようか」と声をかけてみました。


すると、息子は大喜び


くすぐられるのが大好きで、ギューッとされるよりも大満足な様子だったんです。


それからは、おんぶや抱っこに疲れた日は、こちょこちょ遊びYouTubeを膝の上で一緒に見る寝る前の添い寝ギューなど、体に負担の少ないスキンシップを意識して取り入れるように。


「スキンシップ=抱っこしなきゃ」じゃなくていい。


そう思えるようになって、私の心にも余裕が生まれました。


「ずっと甘えたがって困る…」


そんなふうに感じている時、実は子どもの “心を満たしてほしい” というサインなんです。


甘えたい、くっついていたい―


それは子どもが自分で安心を求める力が育ってきている証拠。


なのにその声にママが疲れてしまったり、「またか…」とため息をついてしまったら、子どもは “もっと甘えなきゃ” と不安を大きくしてしまうこともあります。


だからこそ、ママが無理なく応えられるスキンシップの形を知っておくことはとても大切。


「心が満たされる体験」は、子どもの自己肯定感や人との信頼関係の土台になります。


スキンシップを我慢するのではなく、続けられる形に “変えていく” ことが、子どもの未来につながるやさしい一歩になるんです。


動きのあるスキンシップ

・こちょこちょ遊び

・肩や背中をポンポン

・ハイタッチ

・手をつないでお散歩


リラックスタイムにできるスキンシップ

・寝るときのぎゅ〜

・添い寝して手をつなぐ

・膝の上で絵本やYouTube

・マッサージ、手や顔への保湿ケア


日常のついでにできるスキンシップ

・お風呂で手で体を洗う

・お迎えのときに「ただいまハグ」

・朝の「行ってらっしゃいタッチ」


大切なのは “ママが苦しくならない関わり方” を選ぶこと。


抱っこしないとダメ」ではなくて、「触れ合えていればOK」と思えると、スキンシップのハードルもぐんと下がります。


意外と何気なくやってることが “立派なスキンシップ” だったりするんです。


無理せず、気持ちよく、親子でつながる関わり方を、今日から試してみてくださいね。

発達科学コミュニケーション
トレーナー 岩村 萌永(いわむら もな)


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