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発達障害グレーゾーンの息子が安心して園生活を送れるようになるまでの家庭での対応
私には、発達障害グレーゾーンの年中の息子がいます。
年少の頃は集団生活が苦手で行き渋りも激しく、毎朝送り出すのが大変でした。
けれど「発達科学コミュニケーション」を取り入れてから状況は大きく変化。
行き渋りがなくなり、今ではお友だちもできて楽しく登園できるように。
園から大きなトラブルの報告もなく、運動会など荒れやすい時期でも問題なく過ごせていて、このまま順調に安定した園生活が続くことを願っていました。

発達障害グレーゾーンの息子が初めて伝えた“先生の嫌だったこと”
ところが最近、お迎え時に着替えが終わらず、お友だちとふざけている息子の姿をよく見るようになりました。
お着替えが遅い息子に対して担任の先生が急かす声かけをしている様子も増え、少し気になっていた私。
「一度、先生とお着替えの対応について相談したほうがいいかもしれない」
と思っていた矢先、息子が突然、「〇〇先生に引っ張られて嫌だった」と言っていたのです。
息子が園で嫌だった出来事を言葉で伝えてくれたのは初めてのこと。
驚きつつも、「嫌だった気持ち」を受け止めながら詳しく話を聞きました。
「明日の朝、ママから先生にちゃんと話してくるね」と伝えると、息子は安心したのか落ち着いて過ごせていました。
どう先生に伝える?思い出したのは“肯定的な声かけで話を始める”対応法
翌朝、先生にどう伝えるべきか考えていた時、おしゃべり上達メソッドで学んだ言葉がふっと浮かびました。
「会話のスタートは、肯定的な声かけから」
まず相手を認め、受け止める言葉から会話を始めることで、話を聞いてもらいやすくなるという方法です。
その「肯定的な声かけ」のひとつが、感謝の言葉でした。
相手へのねぎらいや感謝を先に伝えることで、その後に続く本題も、対立ではなく“協力の話し合い”として進めやすくなります。
実は、おしゃべり上達メソッドの肯定的な声掛けは、自閉症の子だけでなく、大人にも効果があるのです。
そこで私は、先生に感謝の言葉から会話をスタートする対応を取っていこうと決めました。
最初に感謝の言葉を伝える対応法を意識すれば、私の思いが先生にきちんと届き、園との連携もうまくいきそうだと思えたのです。
感謝から話し始めたら先生の対応が変わり息子の園生活が安定した!
朝、先生とお話しする時間をいただき、まずは、肯定的な声かけのひとつとして、感謝の気持ちを伝えることから会話を始めました。
「最近先生に褒められたことを、家で嬉しそうに話していました」
息子の様子への感謝と、日頃の関わりへのねぎらいを言葉にしてから本題に。
「昨日、着替えの時に引っ張られて嫌だったと息子が話していたんです」
できるだけ冷静に事実を伝えました。
先生は真剣に聞いてくださり、
「移動時に引っ張った可能性はありますが、お着替えの時ではないですね」
と、丁寧に説明してくださいました。
息子と先生の言っている内容は一致していないように見えましたが、息子が「引っ張られた=嫌な記憶=怒られやすい着替えの場面」と結びつけて記憶したことに納得。
その上で、息子は声色や表情にとても敏感で、真顔や少し大きな声でもネガティブに感じやすいことをお伝えしました。
さらに、私は先生に2つの対応をお願いしました。
・急かす場面では 9割手伝ってOK。
・最後の1割で成功体験を積ませてほしい。
2つのお願いを聞いた先生は、
「手伝っていいんですね!そういう情報とても助かります」
と前向きに受け取ってくださり、話し合いは和やかな雰囲気で終わりました。
先生と話し合ってからは、お迎えの時に息子が先生から怒られる様子を見ることはなくなりました。
私も心がスッと軽くなり、安心して幼稚園に送り出せるようになったのです。
発達障害グレーゾーンの子育てで大切にしたいママの違和感と先生との連携
今回の経験から強く感じたことがあります。
それは、「ママが感じる違和感は間違っていない」 ということです。
不安や疑問が生じた時点で相談したことで、先生との良好な関係を保ちながら対応を擦り合わせられました。
その結果、行き渋りなどの問題行動につながらずに済んだのです。
これからも息子が幼稚園で安心して過ごせるように、ママとして気づいた小さな変化・違和感を大切にしながら、先生との連携を続けていきたいと思います。
発達科学コミュニケーション アンバサダー
畠中 なつみ







