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発達障害の息子に初めてゲームがやってきたときの親の不安
私には、発達障害(自閉症)の息子がいます。
クリスマスプレゼントとして、祖母から息子へ初めてゲーム機が贈られました。
ゲームを手にした息子はとても嬉しそう。
一方で、親である私は不安な気持ちを感じていました。
私は、おしゃべり上達メソッドを通して、デジタル機器が子どもの脳に与える影響について学んできました。
学びをきっかけに、家庭ではYouTubeの視聴やゲームの使用をほとんど行っていません。
そのため、家庭にゲーム機が入ったことで、
・ゲームを終わらせる場面で癇癪が増えるのではないか
・癇癪が繰り返され、脳の発達に影響が出るのではないか
という心配が強くなっていきました。
ゲームやYouTubeを巡る発達障害の息子の切り替えの難しさ
おしゃべり上達メソッドを学ぶ前、家庭ではYouTubeを見る時間が日課になっていました。
動画の視聴を終わらせようとすると、気持ちの切り替えができず、怒って物を投げたり、強い口調で拒否したりすることが続いていたのです。
親としての関わり方が分からず、疲れを感じる日も多くありました。
そんな中で、今回のゲームは久しぶりに家庭に入ってきたデジタル機器との関わり。
ゲームの終わりを伝えたとき、どのような反応が出るのか不安を感じていました。
実際にゲームを終わらせようとすると強く怒る息子…。
「まだやりたい」
「やめたくない」
と言いながら、ゲーム機を投げたり、周囲の物を倒したりする姿が見られました。
やはり気持ちの切り替えは簡単ではないと感じ、正直「やっぱり難しいな」と感じたのです。
発達障害の子が切り替えやすくなる家庭での対応
私は、おしゃべり上達メソッドで、発達障害の子が気持ちを切り替えるには関わり方の工夫が大切だと学んでいたことを思い出しました。
学びを活かし、家庭で次の2つの対応を行うことに。
① 子どもと一緒にルールを決める
ルールは親が一方的に決めるものではなく、子どもの意見を取り入れることが大切だと学びました。
息子が「いつゲームをしたいか」「どこまでなら守れそうか」を話し合いながら、親と子どもの意見が両方入ったルールを一緒に決めていきました。
② ゲームの見通しを事前に伝える
・ゲームを行う時間
・ゲーム終了後に行う活動
を事前に決め、はっきりと伝えるようにしました。
先の流れが分かることで、気持ちの準備がしやすくなると考えたのです。
視覚的な支援でゲームの切り替えが落ち着いてきた発達障害の息子
「夜はゲームを行わない」という親の考えを理由とともに伝えました。
代わりに「朝ならゲームをしたい」という息子の希望を取り入れる形でルールを決定しました。
発達障害の息子は視覚からの情報理解が得意です。
・決めたルールを紙に書き、ゲームのたびに見せる
・ゲーム時間が分かるようにタイマーを置く
・ゲーム終了後の予定を、開始前に紙に書いて確認する
3つの工夫を続けました。
最初の頃は「まだゲームをしたい」と怒る場面も…。
ですが、怒りに対して強く反応せず、「次は何をする予定だったか」を穏やかに伝えました。
すると、3回目には怒らずにゲームを終えられるようになったのです!
今では、紙に書かなくても言葉だけで流れを理解できるようになり、ゲーム終了後に「ママ、次は〇〇をしよう!」と自分から声をかけてくれるようになりました。
発達障害の子とゲームとの付き合い方を考える
今後も、親である私から積極的にゲームを勧める予定はありません。
一方で、親だけでは教えきれない情報が、AIやデジタル機器の中に多くあることにも気づいたのです。
使い方を工夫すれば、ゲームなどのデジタル機器も学びの一つになると考えるようになりました。
これからも家庭では、決めたルールと見通しを大切にしながら、ゲームと向き合っていきたいです。
発達科学コミュニケーション アンバサダー
畠中 なつみ







