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発達障害(自閉症)の子が返事しない・会話が続かない理由|ワーキングメモリとおうちでできる関わり方

2026年1月21日

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発達障害(自閉症)の子が返事しない・会話が続かない背景には、ワーキングメモリの負荷が関係していることがあります。この記事では、返事が遅い理由と自閉症の子のことばを伸ばすための声かけをご紹介します。

自閉症の子が返事しない・会話が続かない理由|ワーキングメモリとの関係


何度声をかけても返事がなくて、
「ちゃんと聞いてるのかな…分からないのかな…」と不安になること、ありませんか?


実はそのときの関わり方次第で、返事はさらに出にくくなることも、スムーズになることもあります。


自閉症のお子さんに


「返事しない…」
「返事が遅い…」
「こちらの質問にうまく応じられない…」


という様子が見られることは珍しくありません。


決して“聞こえていない”わけでも、“無視している”わけでもなく、脳のはたらきの特徴が関係していることがあります。


そのひとつが ワーキングメモリ です。

◾️ワーキングメモリとは?

ワーキングメモリには2種類あります。


言語性ワーキングメモリ:聞いた言葉を一時的に覚えておく力

視空間性ワーキングメモリ:見た情報を頭の中で保持する力


そして、この2つをまとめて動かす司令塔が「中央実行系」と呼ばれます。


最近の研究では、自閉症の子は言語性ワーキングメモリが負荷を受けやすいことがあると報告されています。

■ 自閉症の子の返事が遅くなる “脳の中”で何が起こっているの?


質問をされると、脳の中では以下の作業が同時に行われています。


・聞こえた言葉を保持する

・質問の意味を理解する

・適切な言葉を探す

・言葉を声に出す準備をする


言語性ワーキングメモリが負荷を受けやすいタイプのお子さんは、この一連の流れに時間がかかります。


そのため…


すぐに返事できない
会話が続かない
途中で黙ってしまう


といった状態が起こりやすくなるのです。


なので、 一度にたくさん質問されたり、急かされるように話しかけられたりすると余計にワーキングメモリがパンクして「返事できない状態」になりやすいのです。


だからこそ、特性に合わせて、 “負荷の少ない声かけ” がとても大切になります。

返事が遅かった自閉症の息子の返答スピードが上がった声かけ


私の息子も、返事にワンテンポ、ツーテンポ遅れがあるタイプでした。


質問してもすぐ反応がなくて、
「聞こえてる?」
「わかってる?」
と不安になったり、つい続けて声をかけてしまったり…。


ですがこれ、今思えば 私が息子のワーキングメモリの処理を邪魔していたんです。


けれども、このワーキングメモリのしくみを知らないと、待てずに次々と声をかけてしまいますよね。


そして…


「なんで会話が続かないの?」
「なんで返事が遅いの?」と“なぜ?なぜ?モード”に入り…



イライラして子どもに当たってしまう



もともと負荷がかかりやすい脳の部分に、さらにストレスがかかる



そのエリアが育ちにくくなる



悪循環に入ってしまう…


私自身も、まさにこの流れにハマっていました。


だからこそ、今では 「問いかけたら待つ」 を意識して声かけをしています。


・こちらが落ち着いて待つ
・子どもが言葉を探す“間”を奪わない


この2つを意識するようになってから、返事までの流れが少しずつスムーズになっていきました。


最近では、返事のスピードも以前より明らかに早くなってきています。

返事しない状態が続くとどうなる?今対応を変えるべき理由


返事がしにくい、会話が続かないという状態は、ワーキングメモリの負荷による“努力状態”


特性を知らずに声をかけ続けると「悪循環」に入りやすくなってしまうんです。


お子さんが返事できない
→ ママが不安で声を重ねてしまう
→ お子さんのワーキングメモリがさらに圧迫される
→ もっと返事できなくなる


こうした悪循環は、家庭では本当によく起こります。


だからこそ、早い段階で「負荷の少ない関わり方」を取り入れることが大事です。

今日からできる!返事を引き出す・会話が続くたった1つのポイント


返事しやすい環境と会話が続く関わり方のポイントは『間を奪わないこと』


問いかけたら、ゆっくり待つ。10秒くらい。


けっこう長いですがこの“余白”が返事を引き出してくれますよ。


返事がない、会話が続かないと感じると、つい「どうして?」と悩んでしまいますよね。


ですが、お子さんが悪いわけでも、気持ちがないわけでもありません。


脳の特性が理由で“返事しにくい状態”になっているだけ。


だからこそ、ママの声かけが変わると、返事のしやすさも大きく変わります。


お子さんのペースに合わせて、一歩ずつ積み重ねれば、返事もしやすくなり、会話のキャッチボールも少しずつ育っていきます。


今日できる小さな一歩から始めてみてくださいね。


発達科学コミュニケーション
トレーナー 桜山尚


・・ ―― 自己紹介 ―― ・・
一方通行の会話で止まってしまっている自閉っ子の『言葉』を伸ばす専門家です。会話の苦手な自閉っ子の子育てで、寂しい思いをしているママへ。愛着を深く育むと、欲しかった会話力が手に入ります。その夢、私と一緒におうち療育で実現しませんか?

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