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自閉症の子が発語なし…このまま話せないの?と不安なママへ
なかなかことばが出ないお子さんに、
「どう話しかけたらいいのかな」
「もっとことばを教えた方がいいのかな」
「このまま話せるようになるのかな」
と悩むことはありませんか?
声は出ているけれど、意味のあることばにならない。
欲しいものがあると、泣いたり、手を引いたり、クレーンで伝えてくる。
「ママ」「ちょうだい」「いや」など、一語でいいから出てほしい。
そんな時、ママやパパは一生懸命話しかけようとして、声かけがどうしても多くなってしまうことがあります。
けれど、発語なしの子のことばを育てる時に大切なのは、たくさん話しかけることだけではありません。
まず大切なのは、量よりもお子さんが理解できることばで声かけをすることです。
今回は、発語なしの自閉症の子に「意味のある単語」が出やすくなる1UPルールの声かけをお伝えします。

発語なしの子には“今の段階の少し上”の声かけが大切です
ことばを理解する力は、声に出して話す力よりも先に伸びます。
だから、発語がまだない段階では、いきなりことばを言わせようとするよりも、まずお子さんが理解できることばを増やしていくことが大切です。
今していることや気持ちに合わせて、短い単語をくり返し届けることで、お子さんの中で「ことばと意味」がつながりやすくなります。
たとえば、
✔︎靴を履く時に、「履く」
✔︎ごはんを食べる時に、「おいしいね」
のように、今していることや気持ちと短い単語をセットにして届けていくことで、お子さんの中で、
「この音は、この行動のことなんだ」
「このことばは、この気持ちを表すんだ」
とつながりやすくなります。
まだ寝返りを打たない赤ちゃんに、いきなり縄跳びをさせることはできませんよね。
それと同じように、ことばの発達にも段階があります。
発語がまだない段階では、まず「音」と「意味」がつながることが大切です。
ことばの階段を、2段も3段も上から「こっちおいで」と呼ぶのではなく、まずは1段上から「おいで、おいで」と引き上げていく。
これが、発語なしの子を単語につなげる1UPルールです。

ことばが増えない今こそ、声かけの量より“届きやすさ”を見直そう
発語がなかなか出ないと、
「もっと話しかけた方がいいのかな」
「ことばを教えなきゃ」
「何か言わせなきゃ」
と、ママの声かけが増えていくことがあります。
もちろん、ママがたくさん話しかけるのは、お子さんのことばを伸ばしてあげたいという思いがあるからですよね。
けれど、ことばはただたくさん浴びせればいい、というものではありません。
お子さんの発達段階に対してことばの量が多すぎたり、内容が難しすぎたりすると、せっかくのママの声かけが、お子さんにとって受け取りにくい情報になってしまうことがあります。
ママのことばが、お子さんの中に知識として積み重なっていくのは、お子さんが「わかった!」と感じられた時です。
だからこそ大切なのは、一方的にたくさん話しかけることではなく、お子さんに伝わり、受け取ってもらえることばに整えること。
せっかく毎日たくさん声をかけているのに、お子さんに届きにくい形になっていたら、もったいないですよね。
発語なしの時期こそ、ママの声かけを短く、わかりやすく整えて、お子さんにとって“届くことば”にしていきましょう。

発語なしの子のことばを増やす1UPルールの声かけ
1UPルールのやり方は、とてもシンプルです。
ポイントは、お子さんの今のことばの数にプラス1して、ママが話しかけることです。
発語がまだない子は、今のことばの数を「0」と考えます。
だから、ママの声かけは、「0+1=単語」にします。
ママが単語で話しかけてあげてください。
たとえば、
靴をはく時には、「履く」
犬を見ていたら、「ワンワン」
抱っこしてほしい時には、「抱っこ」
このように、生活の中の場面に合わせて、短くシンプルなことばを届けていきましょう。

1UPルールの声かけは動画でも解説しています
ここまで、発語なしのお子さんにできる1UPルールの声かけについてお伝えしました。
実際の声かけのイメージは、こちらの動画でも解説しています。
動画とあわせて見ることで、「うちの子にはどのくらいの長さで話しかけたらいいのか」がイメージしやすくなります。
ぜひ3ヶ月続けてみてくださいね。
まとめ ことばを増やす声かけは、おうちで今日から始められます
自閉症の子が発語なしの状態が続いていると、「このままでことばが増えるのかな」と不安になることもあると思います。
けれど、ことばを伸ばす関わりは、おうちの中で今日から始めることができます。
大切なのは、ママが一生懸命たくさん話しかけることよりも、お子さんの今のことばの段階に合わせて、受け取りやすい声かけに整えること
まずは今日から、お子さんの単語数にプラス1して話しかける1UPルール を意識してみてください。
発語がない子には、単語で。
単語が出てきたら次の段階として「2語文」で。
お子さんのことばの階段を、おうちで一段ずつ引き上げていきましょう。







