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子どもの癇癪に振りまわされ保育園のお迎えが憂鬱になっていませんか?
自分の思い通りにならないことがあると、直ぐに手が出たり物を投げたり・・・
保育園にお迎えに行くたびに「今日はお友だちにケガをさせていないかな?今日も謝らないといけないのかな?」など、お迎えの時間が恐怖の時間になっているママはいませんか?

癇癪を繰り返さないことが大切な理由
ASD×ADHDミックスタイプの子は、「気持ちを伝えるのが苦手」「感情のコントロールが苦手」「こだわりがある」など様々です。
感情のコントロールが上手くいかず、癇癪を起したり直ぐに手が出るようなことが習慣化されてしまうと、それを引き起こす脳のルートがどんどん発達してしまいます。

直ぐに手が出てしまうのはADHDの衝動性が優位になっている状態なので、今のうちから癇癪を起こしやすい脳にしないことが大事になっていきます!
保育園のお迎えの時間が不安で緊張していた私でした
ASD×ADHDミックスタイプの息子が1歳になる頃から保育園に預け、フルタイムで働いていた私は、仕事が終わる時間になると内心ソワソワ。
『愛する我が子を一秒でも速く迎えに行き、この手でギュッと抱きしめたい♡』そんなことを思いながら過ごしていました。
保育園の駐車場に到着しダッシュで玄関まで行くと、両手を伸ばしニコニコ笑顔で駆け寄ってくる姿が愛おしくて・・・『この子のおかげで、私はなんて幸せなママなんだろう』と感じていました。
しかし、息子が年中になった頃から、『一秒でも早く会いたい!』と思っていた私が、仕事が終わる時間になると心が落ち着かなくなり、あんなにお迎えの時間が待ち遠しくてたまらなかったのに、恐怖の時間へと変わっていったんです。
息子は3歳になってもなかなか言葉が増えず不明瞭で、自分の思い通りにならないことがあると、先生やお友だちを叩いたり物を投げたり噛みついたり・・・。
年齢があがるにつれて少しずつ言葉は増えるようになりましたが、癇癪を起こしたり相手を攻撃するような行動が家でも保育園でも増えていってしまいました。
「人に迷惑をかける行動は一刻も早く止めさせなくては!」と、焦っていた私は帰宅後に反省会をしたり大きな声で叱ったり・・・親子共々泣きながら過ごす日々でした。
そんな息子ですが、私の対応や言葉かけを変えていったことで、癇癪を起こしたり相手を攻撃するような行動が減っていったのです。
癇癪前が超重要!気持ちのコントロールが上手になるママの言葉マジック♪
まずはじめに、手を出したり物を投げたりする前の、本人の気持ちに共感し代弁するということです。
例えば、『○○くんは、いつもここに座ってるもんね。ここに座りたかったよね』と、おだやかに優しい声で共感すると、暴れていた感情の脳が落ち着きを取り戻してきます。
次に、代案をだしてみましょう!
『今日は特別に、ママの横に一緒に座らない?ママは○○くんと座れたら嬉しいな♪』と、『特別』や『ママの横』など、子どもが喜びそうなワードを入れた言葉かけも良いかもしれません。
子どもが納得し行動を変えてくれたら、『ママの笑顔+肯定の言葉かけ』で子どもの脳にしっかりと届けましょう♪
気持ちのコントロールが上手にできたという『成功体験』を繰り返し記憶に残すことで、また違う場面で感情の脳が暴れそうになった時のストッパーになってくれます。
ASD×ADHDミックスタイプのお子さんの気持ちのコントロールを、ぜひ、ママの笑顔と肯定の言葉マジック♪で成長させましょう。

発達科学コミュニケーション
リサーチャー 野田日向子