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自閉症、軽度知的障害で友達からお話しできないんだよと言われた過去
私の娘は、軽度知的障害を伴う自閉症スペクトラムの診断があり、療育手帳も持っています。
ある朝、クラスのお友達が自分のママに
「ママ、〇〇ちゃん(娘の名前)は、お話ができないんだよ」
と言われているのを聞いてしまいました。
振り返ると、お友達のママは、聞こえないフリ。
悪気がないお友だちの言葉が鋭いナイフのようでした。
私の心はえぐられたように傷つき、とても辛かったことを時間が経った今でも覚えています。
当時、1年くらい個別療育に通ってはいました。
けれども、私には全然成果が見えず、言葉が出ないという焦りもあり、
「なんとか娘の言葉をだしてあげたい!!」
と検索の鬼に変身しました。
その時、「おうち療育」というメソッドに出会いました。
おしゃべり上達メソッドに出会う前の娘
おしゃべり上達メソッドを始める前までは、
基本的な意思表示は、
私の手を持っていくクレーンか
「んーーーーー」で指差しして意思表示することが多かった娘。
ショッピングモールや公園、室内遊び場などでは、手を繋げず、指示も通らず
自分の思うように行ってしまうので追いかけるのがとても大変で娘と一緒に外出することが億劫になっていきました。
癇癪も週に1回30分以上起こし、私自身もその怒りに巻き込まれ、怒っていました。
ママの声かけひとつで変わり始めた娘
おしゃべり上達メソッドに出会ったのは、娘が3歳8ヶ月の時でした。
個別療育で1年通っても成果が出ていなかったので、なかば半信半疑で受講しました。
まず、受講して1ヶ月で「ママ」と呼んでくれるようになりました。
2ヶ月目で、私の指示が通るようになり、手をつないでショッピングモールを歩くことができました。
3ヶ月目で、癇癪は月に数回、10分に短縮。数字を見て自分で”3”まで数え始めました。
私が実践したことは、
「9割褒めに徹底し、よくない行動はスルー」
この行動を3ヶ月徹底しました。
3ヶ月でとても成長した娘と毎日過ごすことがとても楽しみになりました^^
おしゃべり上達メソッド開始後半年で初めて2語文が出てきて涙した日
ついに待ち望んでいた言葉が聞けた日、私は体調不良でした。
私とじゃなきゃお風呂に入らないとぐずる娘と仕方なくお風呂に入り、
そして、、、湯船の中で
「ママ、だいちゅき〜」と抱きしめてくれました!
えっ!?
意識朦朧とする中でもハッキリと聞こえた
初めて出てきた2語文。
嬉しくて嬉しくて嬉しくて・・・。
涙が溢れてきました。
こんな言葉が聞ける日が来るなんて思いもよりませんでした。
今でもその時の情景は忘れはしません。
ママが自閉っ子娘とワクワクする体験を夢見る日々
そして、現在4歳7ヶ月になり、
「はらぺこあおむしの曲」や、「アンパンのオープニングテーマソング」
「ちょうちょ」、「幸せなら手をたたこう」
などの童謡はハッキリと歌うことができます。
おうむ返しも多いですが、簡単な問いかけには「はい」など答えてくれるようになっています。
2語文も少しずつ話せることが増えてきました。
そして、私には、もうひとつ夢ができました。
それは、娘と旅行にいくことです。
まだ、一緒に電車にも乗ったことないですが、
手もつなげる、指示も聞ける、待つことができる。
自分の思いも口にすることができます。
2024年は、そんな成長した娘とその夢の実現に向けて動きだそうと思っています。
発達科学コミュニケーション リサーチャー
望月みつき