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特性を理解すれば知的障害キッズの癇癪は怖くない!
知的障害キッズの癇癪に悩むママはいませんか?
知的障害キッズは発達がゆっくりなため、不安を感じやすいとか、不快な感情の処理が鈍いとか、人に伝えることが難しいというような特徴があります。
また、「嫌だ!」を感じるポイントが多く、感覚過敏やこだわりがあったり、衝動性を抑えることが苦手だったりします。
そのため、「嫌だ!」を取り除く環境を整えるだけでは解消しないことがほとんどです。
それに、「嫌だ!」を伝える手段を泣く・暴れることでしか伝えられないお子さんもいます。
ところが、知的障害キッズの特性を理解し、癇癪を起こしていない時から子どもに肯定的なコミュニケーションをしていくと子どもの癇癪はなくなっていくんです!
なので、子どものできることや得意なこと、苦手なこと、不安になる理由などを観察してみましょう!
そして、物事をゆっくりと理解していくので、充分に待ってあげることも重要です。
ママが適切な対応をしていくと子どもの癇癪は卒業できるんですよ♩

わが家の知的障害児が癇癪を起こさなくなった
わが家の知的障害のある太陽くんは5才の頃、こだわりが強く、よく癇癪を起こしていました。
例えば、雨が降っても、夜遅くても、どんな状況でも散歩に行きたがる時期があり、「行かないよ」と伝えると癇癪。
靴下を脱ぎたくないこだわりがある時はお風呂の時も寝る時も靴下を履いていないとすぐ癇癪、というようにです。
その時に安定剤になっていたのはお気に入りのタオルでした。
癇癪を起こしてもタオルがあれば数分で落ち着くことができたため、お気に入りのタオルは必須でした。
保育園や療育施設でも切り替えができない時はタオル保持。
この状況をなんとかしたい!と、太陽くんの癇癪に悩んでいた時に、私は肯定的なコミュニケーションを取り入れるようにしていきました。
具体的には、癇癪を起こしていない時にどんな小さなことでもできていることをとにかく伝えるように接していきました。
すると、太陽くんのこだわりがだんだん薄れていき、散歩をしなくても、靴下を脱いでも癇癪を起こさなくなったのです!
行動もスムーズに切り替えられるようになり、お気に入りのタオルも不要になりました!

知的障害キッズが小学校で癇癪を起こさないためにいますぐ対処!
知的障害のあるお子さんは、ネガティブな記憶を引きずる傾向があり、癇癪を放っておくとどんどん癖になっていきます。
小学生に上がる前に、いますぐママが対応して子どもの癇癪を起こさない脳に育てましょう♩

知的障害キッズが癇癪を起こさなくなるママの声かけテクニック
まず、癇癪を起こしていない時のコミュニケーションを肯定的なものにしていきましょう。
普段の過ごし方が重要です♩
笑顔で、ゆっくり(間をおいて)、優しく声をかけることで、知的障害キッズに伝わりやすくなります。
・褒める
→やったね!頑張ったね!
・できていることを伝える
→〇〇しているんだね!
そして、癇癪を起こした時のママの3つのポイント。
◆好ましくない行動が始まったら見て見ぬ振りをする。
→視線や体を向けないで気づいていないフリをする
◆否定的な表情、態度、言葉、感情をださない
◆褒める準備をする
→子どもが好ましくない行動をやめるか、好ましい行動を始めたらすぐに褒める
知的障害キッズは理解がゆっくりなので何度も繰り返すことが重要です^^
癇癪に悩むママはぜひやってみてくださいね♩

発達科学コミュニケーション
トレーナー ひがしひかる