目次
発達障害グレーゾーンの次男の就学を前に揺れていた私の気持ち
私には、発達障害の診断が出ている小学1年生の長男と、発達障害グレーゾーンの年中さんの次男がいます。
次男は環境の変化が苦手だったり、集団活動がうまくいかなかったり、激しい行き渋りが続いたりと、心配が尽きない日々がありました。
しかし「おしゃべり上達メソッド」を学んだことで困りごとがぐっと減り、園生活でも先生のサポートが必要な場面が少なくなってきています。
そして来年、いよいよ年長さん。
就学準備が始まります。
今は先生から大きな困りごとを聞くことはなく、また長男が支援学級に通っていることもあり、「次男はきっと通常学級なのかな…?」と、期待と不安が入り混じった気持ちで過ごしています。
家庭で見えた次男の特性から感じる就学への不安
それでも家庭では、ちぐはぐな会話が続いたり、空気を読めずに大きな声や強い口調で話してしまうことがあります。
会話のキャッチボールが上手くできない次男の姿を見るたびに、「小学校に入って本当にやっていけるのだろうか…」と不安な気持ちが押し寄せてきます。
長男は支援の手厚い支援学級に所属しているのです。
そのため、次男を通常学級に安心して通わせられるのかどうか、迷う気持ちが消えません。
さらに、中学・高校、そして大人になったときに自立して暮らしていけるのか…。
将来への心配は、いつも心のどこかにありました。
本田秀夫さんの本「知的障害と発達障害の子どもたち」から得た気づき
次男の将来に不安を感じていた私は、以前から気になっていた本田秀夫さんの本『知的障害と発達障害の子どもたち』を手に取りました。
この本は、発達障害グレーゾーンの子や軽度知的障害の子に焦点を当てて書かれています。
次男の将来を考える上で、きっとヒントが得られるのではないかと思い、読み進めました。
本の中で、特に心に残った言葉が2つあります。
① 知的障害の子育ては「逆算」
将来のために 今何をすべきか が見えやすくなるという考え方です。
「この支援があれば、こういう成長の見通しが持てる」と親が理解できれば、それを周囲にも伝えられるようになります。
② 大事なのは「自己決定力」と「相談力」
・自分で判断し、行動に移す力=自己決定力
・困ったときに誰かに援助を求める力=相談力
2つの力が、社会参加につながる大切な力であることを改めて感じました。
本を読みながら、私は“就学”という目の前の不安ばかりに気を取られていたことに気づいたのです。
本田秀夫さんの本から学んだ「自己決定力」と「相談力」を育てる関わり方
次男の将来を逆算して考えたとき、
「周りの人に頼りながらも、自分のやりたいことを実現できる大人になってほしい」
というゴールが見えてきました。
そして、次男の未来から逆算すると、今は本田秀夫さんの本で学んだ「自己決定力」と「相談力」を育てることが大切だと感じました。
進路や就職といった人生の大きな選択で、「自分の意志を伝えられること」「困ったときに相談できること」は、自立への重要な土台となります。
そして2つの力は、日常の中で子どもの意見を認め、受け入れる経験を積むことで育つもの。
だからこそ、親である私が、今から"子どもを認めて受け入れる関わり方"を意識していきたいと思っています。
未来から逆算して積み重ねる、次男の“今日の一歩”
これから学校や社会という、より大きな世界に羽ばたいていく次男。
学習面や人間関係で人より苦労することもあるかもしれません。
しかし、行き詰まった時こそ「どんな大人になりたいのか」 というビジョンを一緒に描き、将来から逆算して、 今必要な力を身につけるサポートをしていきたいと思いました。
不安に押しつぶされるのではなく、未来から逆算して“今日の一歩”を積み重ねていく子育てこそが、発達障害グレーゾーンの次男が生きやすくなる道につながると信じています。
就学への不安はゼロにはならないけれど、自己決定力や相談力を育てることを意識しながら、未来を見据えた子育てを進めていきたいと思います。
発達科学コミュニケーション アンバサダー
畠中 なつみ






