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ASDの子には冗談が通じない?上手にやり取りできるようになるママとの会話術

2025年10月23日


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ASDの子は冗談を字義通りに受け取りやすく、「置いてっちゃうよ!」で本気で不安に。今回の記事では、安心できる声かけやおうちでできる対応を紹介。ママとの成功体験が冗談の理解やコミュニケーション力UPにつながります。

ASDの子が落ち着くママの理解力と声かけ


「早くしないと置いてっちゃうよ!」と声をかけたら、 本当に置いていかれると思ってパニックになってしまった…


こんな経験はありませんか?


ASD(自閉スペクトラム症)の子には、次のような特徴があります。


・言葉をそのまま受け取ってしまう
・表情や声のトーン、仕草から感情を読み取るのが苦手
・空気を読むことや暗黙のルールを理解するのが難しい


たとえば、大人が「そのクッキー、ママが食べちゃうぞ〜」と軽く冗談を言った場合、多くの子はなんだかんだ「本当に食べられたりはしない」と理解します。


ですが、ASDの子どもは「本当に食べられてしまう!」と感じて不安になり、パニックにつながることがあるんです。


なので、まずは「言葉をそのまま間に受けてしまう」特性があるんだなと理解してあげることが大切です。


そして、特性に合わせた声かけをすることで、ASDのお子さんとも落ち着いたやりとりができるようになりますよ!

焦らなくて大丈夫!ママとのやりとりの成功体験がコミュニケーション力をUPさせる鍵


とはいえ、ママだけとやりとりするわけではないですし、子どもが社会にでた時に他の相手ともうまくコミュニケーションを取れるようにしてあげたいと思いますよね。


そのためにも「言葉の裏の意味を読み取る」練習をさせたいと考えてしまいますが、焦る必要はありません。


今、 大切なのは、子どもが理解できた!と感じられる会話を重ねることです。


ママと1対1で、確実に伝わる言葉でやり取りをする。


この成功経験が脳の発達を促し、やがて冗談や比喩を少しずつ理解できる基礎になります。


ですから、おうちではわかりやすい伝え方を意識して、「ママとやりとりできた」という成功体験の積み重ねを優先させていきましょう!!

冗談が通じないASD息子が冗談を言えるようになった♪


私のASD息子も、不安が強く繊細なタイプなので、「早くしないと置いてっちゃうよ!」と言うと、「本当に置いてかれる…!」と泣いてパニックになることがありました。


また「早く食べないとお菓子食べちゃうぞ〜」というと、本気で怒ってくることも。


しかし、伝わりやすい、かつ不安にさせないような声かけに変え、安心できるやり取りを繰り返すことで変化が出てきたんです^^


私の声のトーンや表情から「これは冗談なんだ」と少しずつ理解できるようになりました。


さらに今では、私の冗談ばなしを冗談で返してくれることもありますし、息子のほうから「ママのおにぎり、全部〇〇が食べちゃうぞ〜♪(ニヤニヤ)」と冗談をいうこともあります^^

今日からできる!冗談が通じない子がパニックにならない声かけの工夫

1. 具体的に理由を伝える

×「時計見てごらん!」
○「あと5分で出発だから、準備しよう」

2. 比喩や脅しを避ける

×「テレビばっかり見てると目が見えなくなるよ」
○「テレビは少し休憩しようね。目が疲れちゃうからね」

3. ポジティブな言い換えを意識する

×「片付けないと遊べないよ」
○「片付けたら次の遊びができるよ」


こうした工夫で、子どもは安心してママの言葉を受け取れるようになっていきますよ。


焦らず、おうちではママとやりとりの成功体験を増やしていきましょう^^


発達科学コミュニケーション
アンバサダー 東原あや

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