おうち療育

友達がいない…発達障害の子が"人に興味を持ち始める言葉かけ

2026年5月19日

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「気持ちが伝わらず癇癪になっていた子が、少しずつことばで伝えてくれるようになりました」(年長男の子のママより)
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発達障害の子に友達がいないと悩むママへ。関わらない理由は人に興味がないからではありません。感情の言葉を通して人との関わりの意味に気づくことで、子どもが関わろうとする力を育てる方法をお伝えします。


発達障害の子に友達がいないと、「どうして関わろうとしないのだろう」と不安になりますよね。


周りの子は楽しそうに遊んでいるのに、わが子だけが一人で遊んでいる。


その姿を見るたびに、このままずっと一人なのではないかと、苦しくなることもあると思います。


でもここで、一つ見方を変えてみてください。


関わらない子は、人に興味がないわけではありません。


・一人で遊ぶほうが分かりやすい

・人と関わっても何が起きるか分からない


という状態なだけです。


発達障害の子は、自分の好きなことや目の前の刺激に意識が向きやすく、人との関わりが自然と優先されにくい特性があります。


そのため、

・一人遊びに集中する

 ・周りに気づかない

 という姿が見られます。


だからといって、無理に関わらせようとすると逆効果になることがあります。


大切なのは、関わらせることではなく、「人と関わると何かが起きる」と気づける土台をつくることです。


その土台になるのが、感情の言葉です。





子どもは、「楽しい」「うれしい」「嫌だった」といった自分の気持ちを言葉で知ることで、はじめて“感情の変化”に気づけるようになります。


そしてその感情が、人と関わったときに生まれるものだと気づいたとき、少しずつ人への意識が向き始めます


発達障害の子に友達がいないときに必要なのは、関わりの練習ではなく、人と関わる意味に気づく経験なのです。


私には、発達障害(自閉症と中度知的障害)の息子がいます。


幼稚園の年中のころ、息子は一人遊びが大好きで、集団活動にはまったく参加できませんでした。


周りの子どもたちが楽しそうに遊んでいても、目も向けず、黙々と遊び続けている息子。


息子の姿を見ながら私は、

「息子は友達がいないまま、ずっと一人なのかな…」

と、不安孤独の中にました。


子どもは困っていないように見えるのに、私だけが取り残されているような感覚。


そして年中が終わる頃に出会ったのが、発達科学コミュニケーションです。


発達科学コミュニケーションの講義で知ったのが、「感情の言葉が人への興味の土台になる」という考え方でした。


それまで私は、「友達と遊べること」が大切だと思っていました。


でも、「友達と遊べること」の前に必要なのは「自分の気持ちに気づくこと」だったのです。


そこで、日常の中で息子の気持ちを言葉にする関わりを始めました。


すると年長の夏、「楽しかった!」と笑顔で話してくれたのです。


さらに秋には、「嫌だった」と自分のネガティブな気持ちも伝えられるようになりました。


その頃から、今までほとんど気にしていなかったお友だちの存在に、少しずつ目が向くようになったのです。


名前を聞くことが増えたり、集団活動にも少しずつ参加できるようになった息子。


お友達と一緒に楽しそうに走り回る姿を見て、本当に嬉しかったのを覚えています。


同時に、関わらない子だと思っていた息子は、関わる準備をしている途中だったのだと気づいた瞬間でした。



発達障害の子に友達がいないと、つい関わる機会を増やそうとしてしまいますよね。


でも、関わる準備が整っていない状態で無理に関わらせると、うまくいかない経験が積み重なってしまうことがあります。


・無視されてしまう

・トラブルになる

・嫌な記憶が残る



こうした経験が増えると、人との関わりそのものが「うまくいかないもの」「嫌なもの」として残り、自分から関わろうとする気持ちが育ちにくくなってしまいます


だからこそ大切なのは、関わらせることよりも先に、関わり方を変えることです。





子どもが「楽しい」「嫌だった」といった気持ちに気づき、気持ちを言葉にできるようになると、

 「楽しかったからまたやりたい」

 「嫌だったからやめてほしい」

と、気持ちが次の行動につながるようになります。


そんな経験が少しずつ増えていくことで、人との関わりは、子どもにとって前向きなものに変わっていくのです。


関わらない子に対して大切なのは、人に向かわせることではなく、「気持ちに気づく力」を育てることです。


そのためにできるのが、感情の言葉を伝える関わりです。


ポイントは2つあります。

① 気持ちをそのまま言葉にする


子どもの様子を見て、感じた気持ちをそのまま言葉にします。


「楽しいね」

「びっくりしたね」

「嫌だったね」

「悔しいね」



うまく言おうとしなくて大丈夫。


見えたままを伝えることが大切です。



② 気持ちが動いた瞬間に伝える


時間が経ってからではなく、気持ちが動いたその場で言葉にします


その瞬間に伝えることで、体験と気持ちがつながりやすくなります


まずは1日1回、子どもの気持ちを言葉にしてみてください。


できるところから、一緒に少しずつ積み重ねていきましょう^^

発達科学コミュニケーション アンバサダー
畠中 なつみ

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