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発達障害と雑巾がけ

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キュッと雑巾を絞り、たったったとかけていく雑巾がけ。

雑巾がけは人間の心と体にとって良いことばかりです。

今日は雑巾がけの療育効果と心理的な効果について書きたいと思います。

【雑巾がけの療育効果】

①雑巾を絞ることで握力が育つ

発達障害児に限らず、現代のお子さんは握って遊ぶ外遊びの減少により握力が低下していると言われています。実際に通常学級の小1の宿題に握力をつけるためのグーパー体操が夏休みにでていて驚きました。握力が育っていないと、指先の細かい作業も苦手になります。小1の時に通常級の先生が「鉛筆がうまく持てない子がたくさんいる。」とおっしゃっていました。実は握力が関係するそうです。手のひらで握る力がないと、親指と人差し指で丸を作る(OKサインやずいずいずっころばしのイメージ)ことが保持できないため丸が潰れてしまいます。丸が潰れて親指に力が入りすぎた持ち方で書くと上手く書けずに線からはみ出してしまったり、いわゆる汚い字になってしまいます。字がうまく書けずにいたら、雑巾絞りをやってみると良いかもしれませんわざわざかけなくてもお風呂でタオルを入れ絞る練習をうちではやっています。水がどんなにポタポタたれても良いですから。休校中はバケツを使うことにチャレンジしました。

②雑巾かけで体幹を育てる

大人でもキツイです。私は腹筋も背筋も弱いので雑巾がけでクタクタです。体幹が鍛えられることで姿勢保持に繋がり、集中力が向上します。眉子(長女)も体力がなく雑巾がけは飽きやすいので、お尻に敷いて拭く遊びにしたり、足に敷いてスケートしたり(小学校でやって怒られたなぁ)と工夫を入れてやっています。とはいえ5分ももたないですが、これも地道な積み重ねですね。遊びながら楽しくやりたいです。

③ボディイメージを向上させる

どれくらいの力でどの方向に進めば良いかまだ難しいようで、つつつと曲がってしまい弟や壁にぶつかりそうになります。力加減やボディイメージは永遠の課題のように思えていますが、4歳の時に比べはるかに上達していますので、少しずつ成長して行けると良いなぁと思います。

【雑巾がけの心理的効果】

①生きている実感がわき元気が出る

大好きな禅の本にも書いてあったのですが、「水に触れ雑巾を絞る。冬ならば寒い。夏はかけていると暑くて汗が出てくる。」などを体を使うことで生きている実感が湧いてきます。‘生きている実感がない。’と僧侶のところに悩んでくる方に「一週間雑巾がけをしてみてください。」と伝えるそうです。子供にとっても良い効果だと思っています。私もむしゃくしゃしたら雑巾がけ(一人の時はしゃがんで拭き拭きするやり方です)をして気持ちを落ち着けるようにしています。

②何もない床にスッキリとした気持ちになる

以前は雑巾がけが良いと聞いても「普通そんな広い床ないでしょっ!」と思っていました。シンプルライフを目指すようになってからは、できるだけ床に物や収納をおかずにし、寝室の6畳の部屋を布団をしまえば何もない床になるようになりました。雑巾がけも広々でき、おもちゃを出すことも動画で踊ることが出来る部屋は家族にとっての大切な空間です。

③ありがとうの気持ちを持つ

感謝ってとっても素敵ですよね。使い古したタオルを雑巾にしたり、くだびれた洋服を切ってウエスにしてありそれを雑巾がけに使います。最近は子供達が「この服もう着ないから掃除の雑巾にするね。」と言ってくれます。感謝の気持ちを教えていきたいです。

ふむふむ。やっぱり雑巾がけって良いですね。もちろん毎日なんてできないですし、たまに思い立ってやるくらいです。その引き出しや知識を増やしていきおうち療育を充実させてゆきたいです。

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