何回言っても言うことを聞いてくれず、イライラしませんか?
「お片付けして」と何回言っても、おもちゃが出しっぱなしになっていたり、「もう終わりなさい」と何回言ってもYouTubeを見終わらなかったりして、何でこの子は言うことを聞いてくれないんだろう・・・と思ったことはありませんか?
毎日同じことを言っているのに全然聞いてくれず、「もういい加減にして!」とイライラが止まらなくなってしまうことがあると思います。
急かせかやってしまう自分に反省しました
私は、朝の身支度やお風呂上がりの娘に対して「早くお着替えして!」「早くパジャマ着て!」と、なかなか自分でやろうとしない娘を急かしてばかりいました。
けれど、自分で着ようとせず、裸で遊び始める娘に「もう早くしてって言ってるじゃん!」と呆れたような口調で言っていました。
そして待てない私は、結局服を着せていました。
自分で出来ると分かっているけれど、急かしてもすぐにやらない娘の身の回りのことを、あれもこれもやってしまっていたのです。
ですが、その急かすということが、娘の“できること”を奪ってしまっていたのです。
それに気づいた私は、娘とコミュニケーションをとる際、「3S」を意識したかかわりに変えていったところ、まだゆっくりではありますが、伝えればきちんと自分で着替えをしてくれることが増えました。
子どもの脳の処理スピードは大人よりゆっくりなんです
急いでいる時は特に、自分のペースで子どもを行動させたくなってしまいます。
ですが、子どもの脳は言われたことを処理するスピードがゆっくりなので、お母さんのペースに合わせることが難しいのです。
子どもにやって欲しいことがあれば、脳にその情報をしっかり処理させてあげることが必要なのです。
子どもに伝わる提案方法3S
その方法はこの3つ!
まず1つ目は、Smile(スマイル)
きっとお子さんに「〜しようね」と笑顔で最初は伝えていると思います。
それが、何回言ってもしてくれないと、徐々にお母さんの顔から笑顔が消え、能面のようになってしまうと思うのです。
ですがそこはお母さんの腕の見せ所!何度も初めて言っているかのように笑顔で伝えてください。
子どもはお母さんの笑顔が大好きです。
そして2つ目は、Slow(ゆっくりと間をとって)
やって欲しいことを伝えるときには、十分に間をとりながら、ゆっくり話すように心がけてください。
間をとっているときに、お子さんの脳は情報を処理しているのです。
最後の3つ目は、Sweet(優しい声で)
優しい声で穏やかに伝えることで、お子さんが行動に移しやすくなります。
提案や指示をする時は、お子さんがして欲しくない行動をとっていたり、言うことを聞かない時だと思います。
なので、どうしてもイライラしてしまうと思いますが、それを抑えて、急かさずお子さんが行動するまで見守っていてください。
提案に対して、お子さんが行動し始めた時、している時、終わった時には必ず褒めてあげましょう。
言葉が増えない5歳児の会話力をぐんぐん伸ばす!
自閉症専用 3ヶ月おしゃべり上達メソッド
発達科学コミュニケーション トレーナー 長瀬楓
▼Instagramでも自閉っ子を伸ばす声かけを紹介しています^^
https://www.instagram.com/0225.nagase_kaede/#