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ママがイライラしてしまう理由を理解できると、イライラを卒業できる!
発達障害の特性がある子のなかには些細なことでイライラして気持ちが爆発!
そして、癇癪になることがあります。
親が細心の注意を払っていても、ほんのちょっと何かが違うだけでこの世の終わりのように泣き叫び、床を転げまわる。
そして、泣き叫び、転げまわっているわが子を見ている私達も、イライラした気持ちになってしまうのです。
ですが、癇癪への見方を変えて、イライラしてしまう理由を知るだけで親のイライラを卒業することができますよ!
自閉症のわが子が癇癪をおこすたびにイライラしていた私の過去。
私の息子は自閉症と知的障害とADHDがあります。
現在、支援級に在籍し小学校2年生になった息子は発コミュで肯定的な関わりを続けてきたおかげで癇癪の度合いや頻度は落ち着きました。
しかし、癇癪がピークだった年中の時には一回に付き30分以上の癇癪を一日に何度も繰り返していました。
そして、私は息子が癇癪をおこすたびにイライラしていたのです。
泣いた、寝ころんだ。イラ。
用事があってすぐに移動しなくちゃいけないのに癇癪のせいで動けない。イラ。
イライラする日々を送っていたある日、脳科学を学んだことで私のイライラには別の感情が隠れていることやイライラしてしまう理由を知りました。
そして、理由を知ったことで、自分の感情を客観的に見ることが出来ています。
今では、時々遭遇する癇癪をおこしているわが子を見ると「かわいいな」と思えるようになりました^^
親が子どもの癇癪にイライラする理由は脳にある。
わが子の癇癪がおこったきっかけの大体の予想はつきますよね。
では、すこし、自分自身の気持ちを考えてみてください。
わが子の癇癪のきっかけは、ママがイライラするようなものでしたか?
実は、わが子の癇癪でおきる親のイライラにはネガティブな感情が隠れています。
例えば、
- 予定が先に進まない、時間に遅れるなどの「焦り」
- 床に転げまわって洋服が汚れてしまうという「悲しさ」
- 大声で人目も気にせず泣いているという「羞恥心」
などなど。
さらに、私たちがイライラしてしまうのには他にも理由があります。
イライラ理由①ママの脳が混乱してしまっている。
わが子の癇癪が起こって“服が汚れる”や、“時間に間に合わない”と考えることが多すぎているのです。
気持ちに余裕があるときにはわが子の様子を冷静に見ていられているはず。
子どもに全集中!できますよね^^
しかし、切羽詰まっていると気にすることが多くて、どこから手を付けていいのか判断ができず、脳が混乱してしまう。
結果、イライラが起こります。
イライラ理由②ママが共感できないから。
わが子の癇癪のきっかけは予想が付きます。
が、しかし、どうして癇癪になるのかが腑に落ちない。
つまり、わが子の気持ちに共感ができないのです。
共感とは「気持ちを理解する」こと。
脳は理解が出来なかったり、情報を処理できなくなったりするとイライラしてきます。
なので、いつの間にかイライラしていて、気が付くと私たちは鬼のような顔になっているのです。
要はイライラは、ママの頭の中でプチ癇癪が起こっている状態とも言えるんです!
ママがイライラを卒業するための3ステップ+α!
ママも人間だもの、イライラする気持ちが出てくるのは仕方がない!
仕方はないけど、やっぱりイライラはしたくないですよね。
なので、イライラ卒業のための3つのステップと+αをご紹介します!
STEP①自分を客観視する!
イライラしたら、「あぁ。今、余裕ないな」と一瞬で良いので自分を客観視してみてください。
頭にのぼってきそうになった血がすっと引いてきます。
わが子とママ自身は別の人です。
わが子の価値基準と、ママ自身の価値基準は違うことを思い出してくださいね。
STEP②腹をくくる。
余裕がないときこそ、腹をくくりましょう。
今日が上手くいかない日だっただけ。
明日はいいことがある!
親が腹をくくって気持ちの切り替えができないと後々の親の行動がブレます。
ブレることで、わが子をさらに癇癪の沼にハマらせてしまうので、無責任な感じもしますが、「親が覚悟を決める」ということが一番大事。
STEP③安全を確保して見守る。
本人や周囲の人がケガをしないように、危ない物は移動させるなど安全を確保します。
癇癪が落ち着くまでは、わが子との気持ちには一線を引いてください。
イライラする気持ちは子どもに悟られないように温かく見守りましょう。
+α ママがニコニコする準備をしておく!
癇癪が起きている時こそ、子どもを伸ばせるチャンスですよ^^
癇癪の時間は、ママの気持ちを落ち着かせ、わが子を褒める準備をする時間だと思ってくださいね!
イライラも伝染しますが、ニコニコも伝染します!
ママがわが子のイライラを吹き飛ばすようなニコニコの笑顔を作って、わが子に伝染させちゃいましょう
「どうして癇癪になった⁈」と、頭の中でぐるぐる考えてもわが子の癇癪は治まりません。
イライラした時は、「癇癪が治った後、何しよっかな~♡」とポジティブな計画を立てましょう!
ママにも、わが子にも、楽しいことを計画する方が気持ち的に良いことだらけです。
そして、落ち着いたわが子になったら、すかさずママのとびっきりの笑顔で褒める!
「気持ちが整理できたね^^ママはどんな時もあなたのことが大好き!ニコニコの君を見てるととっても幸せ」と伝えてください^^
ママの笑顔が増えれば、子どもの笑顔も自然と増えていきますよ^^
発達科学コミュニケーション
リサーチャー たなかようこ