大好きなママに共感されると感情コントロール力が伸びます!
半年後にはいよいよ小学生。言葉で伝えられることを増やして、学校生活のスタートをスムーズにさせたいですよね。
自閉症の子は不安が強かったり、一度感情が高ぶってしまうとなかなか平常心に戻ることが難しいです。
すると、感情コントロールが上手くできなくなり、気持ちを言葉で伝えられないことがあります。
うまくいかないことがあった時、1番大好きな人が味方になってくれたら不安も吹き飛び、また前を向こうと思えますよね。
子どもにとって1番大好きな人…それはもちろんママです❤️
ママに気持ちを分かってもらえたら子どもはとても安心します。その安心感から子どもの心にゆとりがうまれます。
そうすると"どうすれば良かったか"と考える余裕ができて、上手に気持ちを切り替えることができますよ。
感情コントロールが苦手で癇癪ばかり起こしていた自閉症の息子
私の息子は現在幼稚園の年長さんで、自閉症と軽度知的障害の診断が出ています。
言葉は少しずつ出てきているものの、自分の気持ちを言葉にして伝えることが難しかったです。
自分の作りたいようにおもちゃが作れなかったり、お友だちのおもちゃが使いたかったのに使えなかったりすると怒ってしまい、奇声を発して癇癪を起こすことがしょっちゅうありました。
しまいにはモノを投げたりしていくつもの家具やおもちゃが壊れてしまいました。
そこで、「悔しかったね」「上手くできなかったね」「もっと使いたかったね」といった息子の感情や気持ちを私が言葉にしていくことをたくさん行っていきました。
すると、3ヶ月で奇声や物を投げることが減り、「もっとおもちゃ使いたかった!」「悔しい!」と言葉で伝えてくれることが増えました!
自閉症の感情コントロールを伸ばす共感テクニックと2つのポイント
子どもが今どういう気持ちなのかをよく観察し、
「悔しいね」
「悲しいね」
「上手くできなかったね」
「もっと遊びたかったね」
「お友達のおもちゃが使いたかったんだね」
といった子どもの感情や気持ちだけをママが隣で言葉にしてあげましょう。
ここで重要なポイントが2つあります!
①子どもの感情に流されないこと
②「だからママが言ったじゃん」
「でも今はお友だちの番だからね」
といった、子どもの気持ちを否定する言葉は決して言わない。
この2つのポイントを徹底しながら、子どもの気持ちに共感していきましょう。
そうすることで、遊びが上手くいかなかった時や、お友だちのおもちゃを使いたかった時に言葉で伝えられるようになりますよ。
子どもの感情や気持ちを言葉にしてあげて、感情コントロールを上手にさせていきましょう!
発達科学コミュニケーション
リサーチャー 畠中なつみ