自閉症の子の癇癪の原因は誤学習!?学び直しが鍵に!!
お子さんは、どんなときに癇癪を起こしやすいですか?
思い通りにいかなかったときや、体調がすぐれないときなど、さまざまな場面で癇癪は起きてしまいますよね。
自閉症の子の癇癪の原因になっているものの一つとして、「日々のコミュニケーションの中で、子どもの脳が誤った学習をしてしまっている」ことがあります。
詳しく説明していきますね。
◆脳の誤学習とは?
「誤学習」とは、これまでの経験から、本来望ましくない行動を“うまくいった”と脳が勘違いして覚えてしまうこと。
この誤学習があると、癇癪が長引いたり、繰り返されやすくなってしまいます。
特に4歳以降に起こる癇癪は、この誤学習によって強化されているケースがとても多いんです。
ここで、「ABC分析」という行動を分析をする方法を使って考えてみましょう。
A(状況)→ B(行動)→ C(結果)
例えばこんな場面です:
A(状況):スーパーで欲しいおやつを見つけたけど、ママに「買わないよ」と言われた
B(行動):どうしても欲しくて「買って!!」と大声で泣き叫んだ(癇癪)
C(結果):結局ママが折れて買ってくれた
このとき、子どもの脳は「癇癪を起こせば、おやつが手に入る」と誤って学習してしまうのです。
さらに厄介なのは、「買ってもらえなかった」「ママに叱られた」といったネガティブな結果であっても、 ママが反応してくれたこと自体が子どもにとって“ご褒美”になることです。
つまり、癇癪を起こせばママがこっちを見てくれる!という誤学習が強化されてしまうんです。
では、どうしたらこの誤学習を防げるのでしょうか?
癇癪を減らしていくためには、ABCのうち A(状況) か C(結果) のどちらかを変える必要があります。
Aを変える(=予防)ことは、できるだけ不快な刺激を避けたり、先に予定を伝えておくことで癇癪を未然に防ぐ方法です。
(例:「今日はおやつは買わないよ。でも明日は買えるよ」など)
ただし、予防だけでは誤学習の根本的な修正にはつながりません。
そこで大切なのが、C(結果)を変える=ママの反応を変えること。
おしゃべり上達メソッドでは、この「結果を変える対応」を 「ディスタンシング」=見て見ぬふりをする関わりと呼んでいます。
このディスタンシングこそが、誤学習から正しい行動への“学び直し”の鍵になるのです。
自閉症の子の癇癪対応は今すぐが鉄則!
癇癪をくり返すと、脳の中に“癇癪の回路”というパイプのようなものができてしまいます。
何度も癇癪の回路が使われることで、パイプがどんどん太くなり、癇癪を落ち着かせるのに時間がかかるようになってしまうんです。
なので、癇癪を起こす脳のパイプは早めに断ち切っていきましょうね!!
おうちでの声かけを変えることがことばの育ちにつながります^^
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自閉症息子の癇癪が1ヶ月で激減したおうち対応
私の自閉症息子も年中から年長にかけて癇癪がひどい状態が続きました。
はじめのうちは泣いて暴れる程度だったのが、どんどんひどくなり、年長ではついに物を投げたり、叩いたり、手が出たりするようになってしまったんです。
私は手が出る息子に「叩いちゃダメ」と何度も何度も注意しましたが、その場ではやめてもまた繰り返す。
根本的な解決にはいたりませんでした。
もう勘弁してほしい…どうしたらいいか悩んでいた時に出会ったおしゃべり上達メソッド。
改めて癇癪対応を学び、癇癪が起きた時には注意するのではなく、ディスタンシング(見て見ぬ振り)をしました。
最初の3日ほどは、むしろ以前より悪化したんじゃないかと思うほどに激しく泣くこともありましたが、イライラをぐっとこらえて続けました。
すると、1週間後には叩いたり、手が出るような癇癪はなくなっていったんです。
癇癪自体はまだ残っていましたが、泣きながら言葉で言ってくるようになっていきました。
さらに、1ヶ月後には「そういえば最近、ディスタンシングしてないなぁ」と思うほどに、癇癪の頻度が激減しました。

自閉症の子の癇癪が激減する「ディスタンシング」
ディスタンシングは、距離をとるということ。
見て見ぬふりをするっていうことです。
ディスタンシングのポイントは3つ(安全の確保が最優先)
・癇癪がおきたら視線も体も向けない。
・否定的な感情は出さない。(イライラオーラは出さない)
・癇癪がおさまったらすぐに褒める。
最後に必ず褒めて終わることで、どんな行動ならママが注目してくれるのか、教えてあげてくださいね。
見て見ぬふりをしたままにして、正解の行動が分からないと正しい学習になっていきません。
そしてとっても大事なのが、ママがやり切ることです!!
ディスタンシングをはじめてすぐは子どもも『もっと暴れれば反応してくれるかな?』と考えるので、前より癇癪が悪化したと感じることもあります。
ですが、ここで反応してしまうと、癇癪がぶり返し、また誤学習に繋がってしまいます。
なので、ぜひやりきってみてください!
最後に。
一番大切なことは癇癪を起こしていない時間に、たっくさん褒めたり肯定的なコミュニケーションをしてあげるということ。
ディスタンシングは、日頃の信頼関係があってこそ効果がある対応なんです。
まだ信頼関係や愛着に自信がないなというときは、まずは肯定的なコミュニケーションを徹底するところから始めてみてくださいね^^
発達科学コミュニケーション
アンバサダー 東原あや







