おうち療育 ことばの発達

小学1年生でひらがなが読めない自閉症・知的障害の子に、家庭でできるサポートと見直し方

2025年11月20日

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(小1支援級ママさん)
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自閉症・知的障害のある息子は、小学1年生になってもひらがなが読めませんでした。待つだけでいいのか悩んだ末に、家庭で見直したことや、少しずつ読みにつながったサポートの工夫をまとめています。

いつか“ひらがな”は読めるようになるだろうと楽観的に考えていた1年生


わが家の息子は自閉症で、軽度知的障害の診断も受けています。


そのため、1年生でひらがなが読めなくても書けなくても「仕方ないかな」と思っていました。


支援級に通っていたこともあり、先生たちは個別にプリントを用意してくださっていたので、「きっとそのうちできるようになる」と楽観的に考えていたんです。

1年以上たってもひらがなが読めない・・・「どうして読めないの?」と焦りはじめた2年生


気長に待とうと思っていたのですが、2年生になっても、一向にひらがなの読み書きができるようになりませんでした。


名前は書けるけれど・・・音読はものすごくゆっくり。


というより、文字を読んでいるのではなく、音で覚えているという感じで、暗記した内容を必死に思い出しながら読んでいる状態でした。


他の子達よりも時間はかかるだろうと思ってはいたものの、全く伸びない様子に少し焦り始めた2年生の秋・・・。


算数の方は遅れながらも足し算・引き算・暗算ができていたので、読み書きだけが極端に遅れていることに不安を覚えました。

視覚優位な息子の得意を活かした“学習方法”を導入してみよう!


息子はなぜひらがなが読めないのか?


色々本を読み漁り、知的障害の影響でゆっくりなのか?


それとも目の力が弱くて読みづらさがあるのか?


書体を変えて音読させてみたり、紙の色を変えてみたり、文字を大きくしてみたり。。。


試行錯誤するも大きな変化はみられない・・・。


専門家の方に見え方について簡単な検査もしてもらいましたが、読み書きに影響を与えるような問題はないとのことだったのです。


「じゃあ、どうすれば・・・」


そんな時に、一度タブレット教材を使うのはどうだろう?と思いつきました。


なぜなら、息子はこれまでもトイレの練習も着替えやハサミも動画でみたものをよく覚えてできるようになった!ということが多くあったからです。


言葉の遅れもある息子にとっては、言葉で説明されるよりも得意な視覚からの情報で覚える方がわかりやすかったのだと思います。


夫にも相談し、今、引っかかっている課題ができるように年中さんのレベルに設定して、タブレット学習を導入しました。

1年生の息子がひらがなを読めなかった意外な理由は「やる気」にあった


自宅でタブレット学習を導入してからは、週5日、ひらがなを読むために必要な課題を行いました。


例えば、文字とイラストを結びつける「マッチング課題」や、イラストを見て必要なひらがなを選び並べる「単語作り」などです。
(例:「たいこ」のイラストから「た」「い」「こ」を選ぶ)


ひらがなの文字を読めるようになるには、段階を踏むことが大切です。

  • 語彙を増やす
  • マッチング(物と文字を結びつける)
  • 単語作り(「くるま」は「く」「る」「ま」の3文字からできていると分かる)
  • 本の読み聞かせ(読み聞かせながら部分的に読む)
  • 本読み(実際に文字を読む)


タブレット学習は、この段階を順番に分かりやすく教えてくれるため、私は横について「褒める」くらいで見守るだけでした。


小学校の宿題で出される音読(教科書を読む)やなぞり書きは、息子にとって本当に嫌なものでした。


しかし、本人のレベルに合った内容や、キャラクターたちの楽しそうな動画があるタブレット学習には興味津々で、自ら進んで取り組むようになったのです。


どんどんひらがなを覚えていきました。


そんな中で、もう一つ、息子がひらがなを読めなかった理由が分かりました。


その理由は、そもそも「ひらがなを読む気がない、読みたいと思っていない」ということでした。


図鑑を見ることが好きな息子は、頻繁に「これはなんて読むの?」と聞いてきます。


私はてっきり文字に興味があるものだと思い、毎回「これは〜って読むんだよ」と根気よく教えていました。


しかし、この私の教え方が、“自分で読もうとしない環境”を作っていたのです。


聞けばママが教えてくれるので、頑張って読む必要がない状態になっていました。


その依存状態を変えたのは、夫の声かけでした。


夫はいつも「なんて読むと思う?」とまず息子に問い、自分で考えさせてからフォローしていたのです。


その姿を見て、私はハッとしました。


「私に聞く時は、最初から読む気がないんだ…!」


そこで私も夫のように「まずは自分で読んでみよう」と促すようにしました。


すると息子は、少しずつ自分で読む姿勢を見せるようになったんです。


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息子に合った学び方が見つかればできないこともできたに変わる


ひらがなが読めるようになると、ふりがなさえふってあれば、カタカナや漢字の書いてある図鑑も自ら読むことが増えました。


そして、小学3年生になった今では、読むだけじゃなく、書きたい文字もスムーズに書けるようになってきています。


今回、この経験を通して感じたのは、子どもに合った学び方を見つけることと、スモールステップで1つずつ段階を踏んでいくことの大切さです。


支援学級はとてもありがたい環境ですが、学校任せにせず、「子どもの好き」「楽しい」を軸に家庭で環境を整えることも、親にできるサポートだと思います。


これからも「好き!楽しい!」をキーワードに、息子の「できた」を一緒に増やしていきたいです。


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