おうち療育

自閉症の子の遊びが広がらない…同じ遊びばかりの子の興味が広がる関わり方

2026年5月21日

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自閉症の子の遊びが広がらない、同じ遊びばかりで心配になっていませんか。興味関心は無理に増やすより、安心して外に向かえる土台づくりが大切です。おうちでできる関わり方をお伝えします。

自閉症の子の遊びが広がらない理由と広げるために必要な関わり


お子さんの遊びがなかなか広がらないと、


「いろんな経験をさせなきゃ」
「もっと刺激を増やさなきゃ」
「このまま同じ遊びばかりで大丈夫かな」


そんなふうに感じることはありませんか?


けれど、ここにひとつ、つまずきポイントがあります。


自閉症の子の遊びや興味関心は、“増やすもの”というより、気持ちが「外に向かえる状態かどうか」で変わります。


子どもが新しいことに出会ったとき、


・なんだか怖い
・どうしたらいいか分からない
・失敗したくない


そんな感覚があると、新しいものから離れようとしたり、そもそも挑戦しようとすらしません。


だから、同じ遊びばかりに見える姿も、「興味がない」のではなく、まだ安心して外の世界に向かう準備をしている状態かもしれません。


一方で、


「困ったら戻れる」
「わかってくれる人がいる」


そう感じられていると、子どもは少しだけ外に向かってみようと思えます。


この“戻れる場所”になるのが、肯定的な注目をしてくれるお母さんの存在です。

同じ遊びばかりで興味が広がらない息子が挑戦するようになった


わが家の自閉症の息子もまさにそうでした。


おもちゃは持って歩くだけ。
ブランコは怖がる。
キックバイクも少し触ってすぐ石遊びに戻る息子。


「経験が少ないからことばも増えないんだ」


そう思って、外の世界を広げようとしていました。


けれど、うちの息子も、まずは何かできるようにしようとする関わりを減らして、「できた・できない」よりも気持ちに目を向ける関わりに変えていきました。


例えば、石遊びばかりしていても、


「石、見つけたね」
「楽しいね」
「面白いね」


そんな関わりを続けていると、自分から触ってみるものが増えたり、「あれなに?」と質問してくれたりと、少しずつ外の世界に向かう姿が見られるようになりました。

遊びを広げることが「ことば」を伸ばすきっかけになる


遊びや興味関心が広がると、自然とことばに触れる機会も増えていきます。


ですが、まだ気持ちが外に向かう状態になっていないタイミングで無理に新しい遊びを増やそうとすると、子どもにとっては「楽しい経験」ではなく、「やらされる経験」になってしまうことがあります。


ことばも、無理に言わせるだけでは増えていきません。


子どもが「見たい」「触ってみたい」「知りたい」と外の世界に向かう経験が増えることで、ママと同じものを見たり、感じたことを受け止めてもらったりする場面が増えていきます。


そのやりとりの中で、


「これ、なんだろう」
「もう一回やりたい」
「ママに伝えたい」


という気持ちが育ち、ことばにつながるきっかけが生まれていきます。


だからこそ、同じ遊びばかりの今こそ、「どうやって遊びを増やすか」よりも、「この子は安心して外に向かえる状態かな?」という視点で、おうちでの関わりを見直していくことが大切です。


その積み重ねが、子どもが外の世界に向かう力につながり、ことばの発達にも大きく影響していきます。


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自閉症の子の遊びが広がるおうちでの関わり

今日からできる一歩は、肯定的な注目を増やしていくことです。


肯定的な注目とは、褒めることだけではありません。


子どもが今していること、見ているものをことばにして伝えていく関わりです。


たとえば、同じ遊びばかりしているときも、

「この遊びが好きなんだね」
「よく見てるね」

と、今の姿を受け止めてあげましょう。

遊びが広がらないと感じると、つい「これもやってみよう」「こっちで遊んでみよう」と声をかけたくなるかもしれません。


けれど、まずは子どもが安心していられる遊びを否定せず、


「困ったら戻れる」
「わかってくれる人がいる」
「今の自分を見てもらえている」


と感じられる関わりを増やしていきましょう。


うまくいってもいい。
うまくいかなくても大丈夫。


そんな安心感があると、子どもは少しずつ「見てみよう」「触ってみよう」「やってみよう」と外の世界に向かいやすくなります。

ママとの安心できる関係が育ってくると、興味関心は“無理に広げるもの”ではなく、自然と“広がっていくもの”に変わっていきますよ。


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