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自閉っ子に何回注意してもやめてくれないことはありませんか?
好ましくない行動をとっているお子さんに、何度注意しても、やり続けて、最後には「やめてって言ってるでしょ!」と雷を落としてしまうことがあると思います。
解決方法が見つからず毎回同じことの繰り返しで、ママも疲労困憊になってしまいますよね。
自分で行動を止めようと思うようになるママの対応
自閉症の子どもは、注目してほしいことを言葉で表現することが苦手な傾向があるため、好ましくない行動をとることで気を引こうとしている場合があります。
ですが、頭ごなしに怒ると、癇癪に繋がることがあります。
抵抗すると注目してもらえると学習してしまうので、ママが状況を見て対応する必要があります。
好ましくない行動で気を引こうとしている場合は、少し冷たいと思うかもしれませんが、注目をしていませんという態度をママが見せていくのです。
そうすることで、ママはこれをしても注目してくれない、と好ましくない行動を自分からやめられるようになります。
声かけをするよりもスルーする方が早く効きました
うちの娘は、食事中に私とパパが話していると、自分に注意を引こうと、急にテーブルに足を置くようになりました。
最初は、「何してるの?」「行儀悪いよね?やめなさい」と普段の口調で注意をしていました。
それに対し「いいの!」と悪い笑みを見せながら止めようとせず、私が「ねえ、悪いって分かってるよね?どうしてわざとやるの?」とイライラが募り責めるように注意していきました。
その結果「ママいや!」と泣くのです。
いつもこのようなことが続くと、お互い嫌な思いをすると感じ、同様のことが起きた時に、今までと対応を変えてみました。
すると娘が足を上げても、私たちがスルーすることで、その方法では気を引けないと気づき、すぐに足を下ろしてくれました。
その後もテーブルに足を上げることはなくなりました。
好ましくない行動は早いうちからやめさせる方が良い
好ましくない行動をとることで注目される、注意されてそれに抵抗したら、また注目される、と学習をしていく可能性があります。
早い段階でその学習をやめると、してはいけない行動が何かを自分から気づけるようになります。
何も言わなくてもやめられる!最終手段は見てませんよ作戦
肯定的な声かけで、「〜しようね」とママがしてほしいことを伝えます。
肯定的な声かけでやめてくれることもありますが、それでもやり続けたら、最終手段の「ママは見てませんよ」作戦です♪
好ましくない行動には触れません。
そしてその行動を見てみぬふりをします。
・食事中ならママは黙々と食べ続ける
・一緒に遊んでいる時であれば、一旦手を止め家事を始める
と言ったように、ママは毅然とした態度でいてください。
否定的な言葉はネガティブな感情につながりやすいので、好ましくない行動をとった時に、「やめなさい」「〜しないでね」という言葉は控えるようにしましょう。
やめられた時には最後にしっかり褒めることを忘れないでくださいね^^
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