ママのおうち対応で安心感UPすれば自閉症の子の噛みつきが激減できます！
兄弟で穏やかに遊んでいると思いきや、気づいたら叩き合いの喧嘩になっていたり、さらには噛みつきの喧嘩へとエスカレートしていることはありませんか？
ストレスが溜まっていたり疲れていたりすると、論理的に考えたり、怒りなどをコントロールすることが難しくなります。
そこに”イラッ”としたことが起きると、自分の気持ちが上手くコントロール出来なくなってしまい、怒りが大爆発、噛みつきなどの攻撃が出てしまうことがあります。
子どもにとって、"ママ"がこの世で1番大好きな存在。
そんなママが対応することで子どもが安心し、ストレスが和らいで噛みつきを減らすことができます。
また、おうちで対応すれば24時間365日いつでも対応ができます。
良い対応がたくさん出来るほど噛みつきを減らすスピードを上げることができますよ！
たった3日で自閉症の息子の噛みつきを減らした私のスキンシップ
私には自閉症（ASD）と軽度知的障害の診断が出ている５歳のお兄ちゃんと、注意欠陥多動障害（ADHD）傾向にある３歳の弟がいます。
マイワールドの強いお兄ちゃんのところへ、好奇心旺盛な弟は空気を読まずにズケズケと入っていき、しまいには勝手にお兄ちゃんのおもちゃで遊んでしまうことも多く、叩き合いの喧嘩は日常茶飯事。
そんなお兄ちゃんは、新学期が始まってから新しい先生、新しいお友達、新しい教室…慣れないことに対するストレスが蓄積されて、家の中でもイライラしていることが多くなりました。
家に帰ってきたら自分のやりたいことを好きなだけやりたい自閉症のお兄ちゃん。
なのに弟はいつも近くにきてお兄ちゃんのおもちゃを奪い取る。
そんなお兄ちゃんは家でもストレスが溜まってしまい、弟の存在自体がムカつく！と言ったかのように、弟が何もしていない時でもいつでも噛みつくようになってしまいました。
傷だらけになる弟を見ていられなくなり、私の心は悲しみと怒りでいっぱいでした。
でも悲しみと怒りでいっぱいなのはお兄ちゃんも同じ。どうにかしてあげたい。
そんな時、噛みつきの原因であるストレスを和らげるのにスキンシップが効果的だということを知り、すぐに実践してみました。
テレビを見ている時や穏やかに遊んでいる時に背中を撫でたり、すれ違った時にハイタッチをするといったスキンシップをたくさん取ってみると、たった３日で噛みつきが激減しました！
さらに２ヶ月後、今まで言えなかった「イヤだ」という気持ちを言葉で伝えられるようになりました。
噛みつきも減って、言葉の発達も促せるなんて、一石二鳥ですよね(^o^)
噛みつきなどの攻撃が増えてきたな…と思ったらすぐにスキンシップをおうちで取り入れてみてください！
噛みつきを激減させるオススメのスキンシップ
スキンシップをたくさん取って、子どもを安心させましょう！
とても簡単で、いつでもできます。
・ハイタッチ
・背中を撫でる
・手をつなぐ
・抱っこ
・ハグ
・マッサージ
・本の読み聞かせ
子どもが向こうから走ってきた時に「イエーイ！」とハイタッチしたり、テレビを見ている時にさりげなく背中をなでなで…
また、子どもが大きくなってくると親からのスキンシップになかなか応えてくれなくなってきますよね(^_^;)
そんな時に「マッサージしてあげよっか？」「マッサージ屋です〜どうですか〜最近凝っているところ、ありませんか〜？」とさりげなく触るのも良いですね。
そして、今日はスキンシップが上手く取れないな…という日こそ、絵本の読み聞かせをしてみてください。実は、絵本を読むのもスキンシップと同じ効果があります！
他のスキンシップと違って皮膚に触れてはいませんが、「声のスキンシップ」と表現されることもあるので、生活の中に取り入れてみるのもいいですね♪
ぜひスキンシップを活用し、噛みつきを減らして優しさと笑顔あふれる毎日を過ごしてほしいと思います。
発達科学コミュニケーション リサーチャー
畠中 なつみ
