おうち療育

「好きなことは話すのに会話できない…」 自閉症の子の一方通行なおしゃべりがキャッチボールになる2ステップ

2025年7月15日

「ことばが遅くて心配…」

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「好きなことばかり話して、ママの話はスルー…」そんな状態に悩むママへ。自閉症の子どもが、ママの声かけにも反応できるようになる2つのステップについてお伝えします。

ママとの信頼関係がカギ!自閉症の子の「会話できない…」がキャッチボールに変わる


「うちの子、自分の好きな話は止まらないくらいに話してくるのに、私の話は全然聞いてくれない…」


そんなふうに感じたことはありませんか?


話してくれるのはうれしい。


だけど、あまりにも反応しくれないと、「ちゃんと聞いて!」「お返事してよ!」とイライラしてしまう気持ちもよくわかります。


実はママのことばが届きにくい理由は、自閉症の子の特性によく見られるコミュニケーションスタイルが関係していることが多いんです。


自閉症の子は、興味のあることには驚くほど集中して話します。


中には、大人顔負けの知識を披露する子も。


でもそれは「伝えたい」という気持ちの表れであり、決して悪いことではありません。


ただ、その会話が“一方通行”になりがちなのも事実です。


相手の言葉に返す意識が育ちにくく、「相手がどう感じているか?」に意識が向きにくいこともよくあります。


自閉症の子が「好きなことを話す」のは、会話というより“自分の好きなことを楽しんでいる時間”のようなイメージに近いかもしれません。


そんな自閉症のお子さんの一方通行のおしゃべりを「双方向の会話」に育てていくために欠かせないのが「ママとの信頼関係」です。


「この人は、自分の話をちゃんと聞いてくれる」と安心できれば、少しずつ、自分の興味の外にも心を向けられるようになっていきますよ。

話したい今がチャンス!ママとの信頼が自閉症の子の会話力を育てる


一方的なおしゃべりが続くと、つい「またその話か…」と、面倒に感じてしまうこともありますよね。


「ちゃんとこっちの話も聞いて!」と怒ってしまいたくなります。


ですが、そこで怒ったり、「ダメ!」と否定的な反応をしてしまうと、自閉症の子が「相手に伝えたい」という気持ちがなくなってしまうこともあるんです。


つまり、自分の好きなことを話せているこの時期こそが、“会話の土台”を育てるチャンス!


ママが子どもの一方的なおしゃべりを肯定的に捉えることで、親子の信頼関係が育まれます。


そうした信頼関係が土台となって、少しずつ「聞く」「返す」といった会話のキャッチボールへとつながっていくのです。


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自閉症息子が会話のキャッチボールを始めたわが家の体験談


私の息子は、知的障害を伴う自閉症の診断を受けています。


息子も、幼稚園時代から自分の好きなことや必要なことはよく喋ります。


けれど、私の話は聞いていなかったり、質問にはボソっと適当に返したり完全に無視(答えない)ということもよくありました。


ただただ、自分が話したいことを一方的に話すだけ。


そんな息子に「ママの話ちゃんと聞いてるの???」と、私も何度もイライラしながら声をかけていました。


ですが、あるとき気づいたんです。


まずは「ママの話を聞かせよう。答えさせよう。」とするのではなく、「この子が話したいことを聞いてみよう」と意識を変えてみることにしました。


同じような話を延々と聞くのは正直苦行に感じることもありました。


それでも続けること1ヶ月。


息子の話し方に少しずつ変化が見え、私の質問に答えてくれる場面が増えてきたんです。


たとえば、おもちゃで遊びながら恐竜の話をする息子に、


「これなんていう恐竜?」
「この恐竜とこの恐竜、どっちが大きいの?」


と質問すると、しっかり返事をしてくれたり、わざわざ図鑑を持ってきて説明してくれることもありました。


以前は相手がどう感じるか?を気にせず話していた自閉症息子が、「ママに伝えるにはどう伝えたらいいか?」と考えるようになったんです。


小学生になった今では、双方向のやりとりができていることを実感できるようになりました^^

会話できない…一方的なおしゃべりから「会話できる!」になる信頼関係の育て方

①まずは“好きな話”に付き合ってあげる

子どもが熱中して話しているときには、「そうなんだ〜!」「すごいね!」など、リアクションしながら耳を傾けてみましょう。


「話を聞いてもらえた」という満足感が、次のやりとりへの土台になります。


②興味の中での“質問”をしてみる

たとえば、「それ、なんていう名前?」「どのキャラクターが一番好き?」など、子どもの興味の中で自然に答えられる質問を投げかけてみましょう。


自閉症の子が「好きなことばかり話す」のは、強い関心があるからこそ。


その姿には「話したい」「伝えたい」という気持ちがちゃんとあります。


まずは好きな話をたっぷり聞いてあげて、「興味の中でのやりとり」を積み重ねていきましょう。


そうすることで、少しずつ双方向の会話に変わっていきますよ。

発達科学コミュニケーション
アンバサダー 東原あや

 

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