おうち療育

知的障害キッズのワーキングメモリが鍛えられる宝探しゲーム

2025年10月28日

▼単語が増えない!
そんなお悩みを抱えていませんか?
ことばを促すには、今すぐが鉄則です。
おすすめの無料で読める小冊子


▲本をクリックしてダウンロード

知的障害のある子どもの「覚える力=ワーキングメモリ」は、遊びの中で楽しく育てることができます。就学前の大切な時期に、親子でできる宝探しゲームを通して記憶力や集中力を自然に伸ばす方法を紹介します。


「さっきまで遊んでたおもちゃ、どこ行ったの?」


そう聞いても、キョトンとする子。


泣いてパニックになってしまう子。


実はそれ、ワーキングメモリの特性かもしれません。


ワーキングメモリとは、「一時的に情報を覚えて、使う力」。


たとえば「コップを出して、お水を入れて、テーブルに持ってきてね」といった2〜3ステップの指示を理解し、実行するために必要な力です。


知的障害のある子どもたちはこの力が弱く、「覚えておく」「順番を考える」「思い出す」この3つが特に苦手なんです。


だからこそ、遊びながらこの力を育ててあげたい


その第一歩が、身近な「宝探しゲーム」なんです。


ワーキングメモリの発達には、タイミングがあります。


実は、小学校入学前後の数年間が最も伸びやすいと言われているんです。


この時期に、「聞いたことを覚えて行動する」経験をたくさん積むことで、


・先生の話を覚える

・指示を最後まで聞いて動く

・会話の流れをつかむ


といった力がぐんぐん育っていきます。


療育や訓練だけじゃなく、日常の遊びの中でも伸ばせる


だから今がチャンス


しかも、それが「楽しい!」体験なら子どもも続けられます


私には重度の知的障害のある息子がいます。


ある日、遊んでいたおもちゃが視界からなくなると彼は泣き出してしまいました。


目の前にあったはずの物が “消えた” 。


それが彼にとっては大きな混乱だったのです。


「どこにいったのか覚えていられないんだ」と気づき、ある日、目の前のおもちゃを布で隠してみました。


息子は最初は「なんで?」という表情で混乱していました。


それでも少しずつ少しずつ、見つけられるようになってきたんです。


布を二重にしたり、箱に入れたり、レベルアップしながら何度も遊びました。


するといつしか、


「おもちゃがそばにないときは、あそこにあるかも」


と ”記憶して探す力” がついてきたのです。



この宝探しゲーム、準備はとても簡単です。


Step 1:まずは目の前で隠す

お気に入りのおもちゃを、子どもの目の前で布で隠します。


→ 見つけられたら大成功!笑顔で「やったね!」と一緒に喜んであげて。


Step 2:ちょっとだけ難しくする

次は布を二重にしたり、箱に入れてみましょう。


見つけた時は大げさに喜ぶのがコツです。


Step 3:場所を変えて、本格的に「探す」

部屋の中のどこかに隠して、「探してごらん」。


指差しやヒントを出しながら進めてもOK。


見つからなくて泣いてしまったら?

→ お母さんの声かけがカギです。


「もうちょっとで見つかるよ」

「ヒント言おうか?」

優しくゆっくり、励ましながら一緒に探しましょう。


子どもは遊びの天才


そして脳は、楽しいことをしている時に一番育ちます。


たとえうまくできなくても、責める必要はまったくありません。


「楽しかった」


「またやりたい!」


と思える体験の中で、少しずつ記憶力集中力が育っていきます。


「今日はどこに隠そうかな」そんなワクワクが、子どもの未来につながっていきますよ。


遊びながら記憶を育てるって、難しそうで実はとてもシンプル。


今日からできる「宝探し」よかったらやってみてくださいね。


できた!」の瞬間、きっとあなたの方がうれしくなるはずです。

発達科学コミュニケーション
トレーナー 岩村 萌永(いわむら もな)


▼単語が増えない!そんなお悩みを抱えていませんか?
ことばを促すには、今すぐが鉄則です。
無料で読める無料電子書籍【約10分で読めます】

「うちの子に合う学校が分からない…」と感じたら/
自閉症の子の学校選びのポイントと
見学チェックリスト付き電子書籍はこちら▼

 

▼その他電子書籍はこちら!

 

▼無料メール講座はこちら!

-おうち療育

【約10分で読めます】5,000人以上が読んでいる無料冊子「おしゃべり上達メソッド」
無料人気小冊子はコチラ
【約10分で読めます】5,000人以上が読んでいる無料冊子「おしゃべり上達メソッド」
無料人気小冊子はコチラ