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自閉症・言葉が出ない子の“1人遊び”をことばを伸ばすチャンスに変えるママの関わり

2025年10月28日


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自閉症で言葉が出ない…と悩むママさんへ。1人遊びばかりに見えても、実は言葉を伸ばすチャンスが隠れています。今日からできる具体的な関わり方をご紹介します。

ママの関わりが「1人遊び」を“ことばを伸ばす”チャンスに変える!


自閉症のお子さんの1人遊びは決して悪いことではありません。


自分で集中して遊ぶ時間は、感覚や運動、情緒の発達を育てる大切な時間です。


ただし「遊びが一人で完結してしまう」状態が続くと、人とのやりとりを通して育まれるはずのコミュニケーションの経験が不足してしまいます。


言葉の発達には、

愛着関係(安心感・信頼感)
共感・共有体験(「一緒に楽しい」が積み重なること)
知覚や運動の発達(見て・聞いて・触っての体験)

こうした複数の要素が複雑に関わり合っています。


言葉の発達を促す要素のうち「人と関わる経験」が少ないと、インプットが偏り、発語に結びつきにくくなるのです。


だからこそ、1人遊びも大事ですが、いつもいつも1人遊びにするのではなく、“言葉”を育てるチャンスと捉えて関わっていきましょう!!


自閉症の子の遊びにママがちょっと寄り添うだけで、インプットが増え、「伝えたい」「話したい」という気持ちが芽生えていきますよ。

幼児期は自閉症の子のことばがぐんぐん伸びる“旬”のタイミング


言葉の発達には“旬”ともいえるタイミングがあります。


幼児期は、脳が「音や人とのやりとり」にとても敏感で、インプットが積み重なりやすい時期。


この幼児期に「楽しいやりとりの経験」があるかどうかは、将来の「ことばの理解力」「人との関係の築きやすさ」に影響します。


「そのうち話すから大丈夫」と思っている間に、 やりとりの経験が少ないまま年齢が上がると、 集団生活や学習の場でコミュニケーションの困難さが強まってしまうケースもあるんです。


だからこそ、“今”対応することが、言葉を伸ばし、未来を生きやすくする土台作りになるのです。

1人遊びばかりの自閉症娘から笑顔で「ママ」「だいすき」が聞けたストーリー


私の自閉症の娘は全く私を見ない子でした。


喃語ばかりで言葉が出ない…。


1人遊びが多く、公園でも家でも、話しかけても無視…。


寂しい子育ての毎日でした。


ですが、ある時から娘の1人遊びに私が笑顔で関わってみたんです。


ブロックを積むのを見て「高いね!」と声をかけ、一緒に笑ったり拍手したり。


ちょっとした関わりの積み重ねで、少しずつ「一緒に遊ぶ」経験が増え、やがて娘の言葉も増えていきました。


「見てくれない子」から「一緒に楽しめる子」へ。


この変化は、娘にとっても私にとっても大きな喜びでした。


1ヶ月後には、喃語しか話さなかった娘が「ママ」と呼んでくれるようになり、さらに3ヶ月後には「だいすき」と言ってもらえるまでになったんです^^

自閉症の子の1人遊びをことばに繋げるママの声かけポイント

1.1人遊び中に笑顔で名前を呼ぶ

呼ばれることで「ママが自分を見てくれている」と安心できます。


2.子どもの視線の先に合わせて声をかける

例:「車だね!」「すべり台だね!」


同じものを共有する経験が、語彙を増やし、伝えたい気持ちをグンとUPさせます。


3.楽しさを一緒に表現する

「わあ!」「すごい!」とリアクションを返すことで、子どもは「もっとママに伝えたい!」という意欲が高まっていきますよ^^


◇自閉症の子の1人遊びは“言葉”を育てるチャンス。


ママのちょっとした声かけが、お子さんへインプットされる情報を増やし、誰かに「伝えたい」「話したい」という気持ちも育っていきます。


ぜひ、やってみてくださいね^^

発達科学コミュニケーション
リサーチャー 月山おと

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