自閉症の子が高いときに登ったときに最初にみるのは“登った理由”
テーブルやソファ、棚の上など、高いところにすぐ登ってしまう。
危ないから止めたいけれど、何度伝えてもまた登ってしまう。
どう対応したらいいのか困ってしまいますよね。

今回は自閉症のお子さんが高いところに登った時に、どう対応したらいいのかお伝えしていきます。
まず、高いところに登るとき、最初に見るのは「なぜ登るのか」です。
理由は大きく3つあります。
① 身体に強い刺激を入れたい
② 視界を変えて情報を取りたい
③ ママの注目を取りたい
例えば──
・登ったときに楽しそうなら
①が強いかもしれません
・キョロキョロしているなら
②かもしれません
・チラッとママを見るなら
③もあります
どれか一つとは限りません。
重なっていることもあります。
だから大事なのは叱る前に、止める前に
「この子は今、どんな理由で登ってる?」と見ること。
叱れば一瞬止まります。
けれど、満たしたいものが満たされていないとまた登ります。
止めるより先に、整える。
理由に応じた対応ができると、行動は落ち着きやすくなります。

高いところにのぼる理由別の対応方法
では、満たされる状態をどう作るのか。
ポイントはひとつ。
どんな成功体験の記憶を残すかです^^
登ったことを強化するのではなく“どう満たされたか”を 脳に残します。
① 感覚を入れたい子には身体の刺激を先に満たします
このタイプは身体に刺激を入れたいんです。
叱るより
・ぎゅっと抱きしめる
・おんぶする
・こちょこちょ遊び
・マッサージする
・布団にゴロンと転がす
感覚を先に満たします。
「登らなくても満たされた」
この記憶を作りましょう。
② 高さの刺激を楽しんでいる子には安全に楽しめる環境を作ります
景色が変わることやバランス刺激が楽しい場合。
このときは状況を変えると早いです。
・登ってOKなエリアを作る
・クッションやマットを用意する
・室内で段差遊びを作る
完全に禁止するのではなく安全に楽しめる環境へ整える。
これが成功体験になります。
③ 注目を求めている子には「降りた後」をしっかり残します
このタイプは “反応”がご褒美になっています。
ここで大切なのは安全を確保して見て見ぬふりをすること。
そして降りた瞬間。
「降りられたね」
「自分で戻れたね」
この降りた後の成功体験を強く残します。
さらに、普段から小さな“できた”の記憶を増やしておくことも大事です。
注目をとりにいくのは、普段の肯定の注目が足りてないサインかもしれません。
注目を取りにいかなくても満たされる状態を作ってあげましょう。
止めるのではなく整える。
叱るのではなく成功体験を残す。
ぜひ今日から “どんな記憶を脳に残すか”を意識してみてください^^


- ・・ ―― 自己紹介 ―― ・・
- 脳が育てばことばは増えます!
無発語で言語理解の乏しかった知的障害を伴う自閉症の息子が「ママ」と言えるようになりました^^
褒めているのに、丁寧に向き合ってるのに上手くいかない。うちの子は難しい。そう感じているお母さんはお子さんの脳を根本的に育てる方法を一緒に見つけていきましょう!








